子なし夫婦は離婚率が高いというのはウソ?本当?原因は?

子なし夫婦

子供がいない夫婦は離婚率が高いということを聞いたことがありますが、子なし夫婦の私としては気になるところです。

今回の記事は、結婚したばかりでまだ子供がいない夫婦や、不妊治療をしていてまだ子供が授からない人に向けて書いています。 また、結婚を考えていて、子供を作るかどうかまだ決めていない独身の方にも参考になればと思います。

 

子なし夫婦は離婚率が高い?

子供のいない「子なし夫婦」は 離婚率が高い と、世間では見られているようです。

わたしは子供がいませんが、結婚して27年。離婚していません。

わたしの親しい友だちの中で子供がいない夫婦は一組しかいません。そしてその夫婦は離婚していません。
また、私はこのブログを「子なし夫婦ランキング」に参加させていますが、そのランキングには私と同じように夫婦仲良く暮らしている方たちがいます。

実は、わたしには「子なしの夫婦で離婚した」という身近な例がありません。

だから、子なしの夫婦の離婚率が高いと言われても、正直ピンときません。

そこで、本当にそうなのか、データで調べてみようと思いました。

 

子なし夫婦は離婚率が高いのはウソ?

ここに、厚生労働省が実施している『離婚に関する統計』のデータがあります。

子供がいる夫婦と子供がいない夫婦の離婚件数が掲載されています。それによると、

総数: 251,136件。
子どもあり: 143,834件
子どもなし: 107,302件

 

これは平成20年度のデータです。
データがちょっと古いのは、この調査は10年に1度実施しているものだからです。
(平成31年にあたる今年「令和1年」には新しい結果が出てくるでしょう。)

離婚する人がもっと多いと思っていただけに、年間で離婚件数が25万ほどというのはちょっと意外でした。しかしこの調査は10年前のものなので、今はもっと増えていることが予想されます。

 

このデータをパッと見ると、子供ありの方が、子供なしよりも離婚件数が多いですね。 だから、子なし夫婦の方が離婚しやすいというのはウソだ!と思ってしまいたくなります。

でも!!!

これだけを見て、、「子供がいる夫婦の方が離婚率が高い」という結論に結びつけることはできません。

なぜなら、このデータは『離婚した夫婦の件数』 だけのデータで、これだけでは比べられないからです。

つまり、「子なし夫婦」と「子あり夫婦」では、子なし夫婦の方が少ないので、確率の問題として、離婚件数は低くなるはずです。

ちょっと分かりづらいかもしれないので、どういうことか分かりやすく次に説明をします。

 

子なし夫婦は離婚率が高いは本当?

「子なし夫婦」と「子供がいる夫婦」で、どちらが離婚率が高いかということを比較するためには、

子供がいる夫婦の総数と、その中で何組の夫婦が離婚したか  ー(A)
子供がいない夫婦の総数と、その中で何組の夫婦が離婚したか ー (B)

つまり、(A)で出した数字 =割合」「(B)で出した数字=割合 を比較しなくてはなりません。

 

ちなみに日本には約3千万組の夫婦がいると言われています。
(厳密には2015年の「国勢調査」では、夫婦の数は2987万9136組です。)

 

主婦A
主婦Aさん

例えば、夫婦3千万組のうち3分の2( 2000万組)の夫婦に子供がいたと仮定します。
そしてその中で離婚した夫婦が143,834組だったとすると、
143,834➗2000万 ✕ 100 = 0.7%  の割合です。

主婦B
主婦Bさん

そして残りの1000万組の夫婦に子供がいないと仮定すします。
その中で離婚した夫婦をもし仮に 107,302組だったとすると、
107,302➗ 1000万 ✕100 = 1.07% の割合になります。

[注意]上の例は分かりやすく解説したもので、正確な数字ではありません。

この例では、「子供のいる夫婦で離婚したカップルの割合が0.7%」で、「子供がいない夫婦で離婚したカップルの割合が1.07%」と、「子なしの夫婦」の方の離婚率が高いことになります。

なお、上の例では子供のいる夫婦と子供のいない夫婦の割合をそれぞれ「三分の2」「三分の1」としましたが、実際は、「子供がいる夫婦」の割合はもっと高く、「子なし夫婦」の割合のうほうはもっと低いと考えられます。

 

ちなみに、

国立社会保障・人口問題研究所による「第15回出生動向基本調査によると、子どものいない夫婦は全体の6.4%(2010年時点)となっています。

ということは、先ほどの(上の)例よりも、実際は「子なし夫婦」の総数が少ないので、その分「離婚率」が逆に高くなるということになりますので、

「子なし夫婦の方が離婚の割合が高い」

という結論づけて良いと思います。 子なし夫婦としてはちょっと残念な結果ですね。

 

夫婦の離婚原因で多いのは?

「子なし夫婦」に限っての「離婚原因」をあらわした公共データは見つけることはできませんでしたが、その代わり、
平成29年度 婚姻関係事件数(司法統計)のデータから、「離婚原因」のトップ5を挙げてみます。

 

●夫からの申し立て

1位 性格が合わない
2位 精神的に虐待する
3位 その他
4位 異性関係
5位 家族親族と折合いが悪い

 

●妻からの申し立て

1位 性格が合わない
2位 生活費を渡さない
3位 精神的に虐待する
4位 暴力を振るう
5位 異性関係

 

夫・妻、どちらの離婚の原因を見ても、「子供がいないから」という理由に直接結びつきそうなものはありませんね。

 

子なし夫婦の離婚率が高い原因は?

それでは、これまでのデータを見ながら、「子なし夫婦が離婚する理由」を考えてみたいと思います。

 

結婚後に状況や考えが変わる→性格が合わなくなる・精神的虐待

結婚当初、夫も妻も「子供はいらない」と思っていたのに、どちらかが考えが変わって「子供が欲しい」と思うようになってしまった場合。 あるいは、いずれ子供ができると思っていたのに、なかなか子供ができない場合。 また、不妊治療をしていて、夫か妻どちらかが協力的でない場合など、結婚後に状況や考えが変わって、夫と妻の歩調が合わなくなり、「性格の不一致」という結論に至るのではないでしょうか。

そして、それがエスカレートすると、「精神的虐待」にまで発展する可能性もあります。

 

浮気や不倫→異性関係

子供がいる夫婦であっても、浮気や不倫はをする人はいますが、子供がいない夫婦は、子供にかかるお金がない分、金銭的余裕があります。 また身軽です。

次に挙げる「経済的自立」とも関連していますが、「子供がいるから離婚できない」という足かせはありません。

 

経済的自立が可能

妻が働いている場合、離婚しても夫に頼らなくても金銭的に自立が可能です。 「離婚しても生活していける」と思えば、離婚のハードルは高くないでしょう。

また、夫も「子供への養育費」も必要ないため、金銭的負担や心理的負担が子供がいる夫婦より少なくて済みそうです。

この他にも原因はあると思いますが、子なし夫婦の離婚する背景にはこのようなものがあると思います。

 

子なし夫婦だから離婚率が高いというのではなくて、 子供がいないと離婚へのハードルが低くなり、「離婚しやすく」なるため、結果的に離婚件数が(子供がいる夫婦と比べると)高くなり、「子なし夫婦は離婚率が高い」という結論になると言えるのではないでしょうか。

 

まとめ

残念ながら、「子なし夫婦」の離婚率は「子供がいる夫婦」より高いということが分かりました。

最初から「子供を作らない」つもりで結婚する人もいると思います。
しかし相手の考えがか絶対変わらないという保証はありません。 その時にどうするのかということも、考えておいてもいいのではないかと思います。

また、 不妊治療の精神的負担から、夫婦の仲がぎくしゃくしてしまう場合もあります。 これが離婚の一因となってしまわないように気をつけておくことも必要ですね。

せっかく縁があって一緒になった二人です。
「跡取りがどうしても必要だから」というのでもない限り、お互いをリスペクトし合いながら、いつまでも仲のいい夫婦で、夫婦二人で人生を楽しめたら、これほど素敵なことはないのではないかと思うのです。

 

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この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚29年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが本人はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつも、お互い感謝し、二人で過ごす時間も大事にしています。

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