あなたの周りには仲良し夫婦がいますか。
そして、「どうして、そんなに仲がいいの?」
・・・と聞いたことはありますか?
親しい友だち夫婦であれば聞くことができるかもしれませんが、なかなかそういったことを聞くチャンスはないのではないでしょうか。
今回は、アメリカの夫婦21組が「夫婦円満の秘訣」のインタビューに答えた動画をご紹介したいと思います。
それを見ながら、アメリカの夫婦の円満の秘訣を探っていきたいと思います。
アメリカの円満夫婦21組
21組の円満夫婦に聞いた、幸せな結婚生活の秘訣は?
今回ご紹介するのは『VOUGE JAPAN』の動画です。
結婚してわずか5時間半たったばかりの夫婦から、結婚生活65年の夫婦まで、さまざまなカップルが出てきます。
同性婚のカップルも出てきます。
この動画はわずか4分半ほどで、日本語の字幕が横に出てきますので、是非ご覧下さい。
(既に見たことがある方、すみません。)
円満夫婦の特徴は?
この動画に出てくるカップルに共通に見られることについて、まず挙げてみたいと思います。
円満夫婦の共通点
✔夫婦の密着度が高い ✔お互い話している間、相手の顔を見る |
●夫婦の密着度が高い
彼らが座っているソファーはかなり広いのですが、ピッタリと寄り添うようにして座っているのに気が付きます。
そして、ほとんどの夫婦が手を握り合っていたり、相手の膝の上に手を置いていたり、または、旦那さんが奥さんの肩の方に手を伸ばすようにして、ソファに腕を置いています。
日本人、特に年配夫婦であれば、こんなに密着して座らないのではないでしょうか。また、人前で手を握り合うことも、しないでしょう。
撮影する人から「もっと二人寄って下さい」と言われているのかもしれませんが、これは日本人と異なる点です。
●お互いの顔を見る
相手が答えている間に「ウンウン」とうなずいたり、相手の表情を見たり、お互いに顔を見合わせたりしています。
これも日本人とは若干異なる点ではないでしょうか。
お互いが顔や目を見て話す様は、「夫婦は対等」、「なんでもお互い話す」といった気持ちがあらわれているような気がします。
それでは次に、多くの夫婦に共通している「夫婦円満の秘訣」について見ていきましょう♪
円満夫婦が語る秘訣①
✔『相手ファースト』
結婚して9ヶ月目のカップルが、「相手のために行動する」と答えています。
また、結婚4年目になる別のカップルの妻は、
「お互いを最優先する」
「それができればモメたりしないはず」
とキッパリ答えています。
また、結婚4ヶ月の同性婚をした男性は、「全力で相手を助け、そして相手に頼ることも必要だ」と答えています。
アメリカ人というと、個々が自立しているイメージがあるので、結婚しても「わたしはわたし」という感じなのかなぁと思っていただけに、「相手のことをまず考える」というのはちょっと意外でした。
円満夫婦が語る秘訣②
✔『よくコミュニケーションをとる』
この動画に出てきた多くのカップルが「コミュニケーション」に関することを夫婦円満の「秘訣」に挙げています。
たとえば、結婚6年目のカップルは、「お互いをさらけ出して会話することも必要」で、「正直にぶつかり合うことも大事」だと答えています。
結婚44年目になるカップルの妻は、オープンな気持ちで、「お互いの違いや意見を尊重するということも大切」とが話しています。
この”オープン”とういことにおいては、結婚1年のカップルの夫も「(夫婦で)秘密は無しだ」と延べています。
結婚21日目のカップルは、「お互いがありのままに受け入れる」と、答えていますが、先に出てきた結婚44年目のカップルの妻は
「相手の言葉や行動をそのまま受け止めず、その裏に隠された意図をさぐるようにする」
と、思慮深さをより感じさせます。
円満夫婦が語る秘訣③
✔ユーモアと笑いが時には必要
結婚18年目と33年目と41年目にカップルは、夫婦円満の秘訣に『ユーモア』を挙げています。
辛い時でも、また怒っているときでも、ユーモがが必要で、失敗しても笑いあえることは大事だと答えています。
日本人の夫婦にインタビューしたら「ユーモア」という回答は出てくるでしょうか? 大阪の夫婦だったら「笑い」という答えが出てくるかもしれませんね(笑)
円満夫婦が語る秘訣④
✔「愛」
これはもう解説するまでもありませんね!
アメリカ人は勿論、日本人でも「愛が必要」と答える人は多いでしょう。おそらく他の国でも同様に答える人が多いのではないでしょうか。
結婚22年目のカップルの妻は、
どんな時でも、怒っていても不機嫌な時でも、「愛することを感じる」
と答えています。
一方で、結婚1年目のカップルの妻は、「恋愛感情だけが全てではない」と答えています。 彼女は「友情を築く(ことが大事)」だとも答えていますが、この感情も大きく言うと「愛」でくくれるかもしれませんね。
円満夫婦が語る秘訣⑤
✔力を合わせ、時には忍耐や妥協も必要
この類の答えをしてくれたのは、やはり年季の入ったカップルたちでした。
結婚22年目のカップルは、「夫婦はどんな時もチームメイト。力をあわせて解決策を見つける」ことを夫婦円満の秘訣に挙げています。
結婚57年目のカップルの夫は、
「相手をただ知るだけではダメ。 2人分の人生を1つにするんだ」
と答えています。
彼の妻はそれに呼応するように、
「妥協も必要よ」
と言っています。
そして再度この夫は、
「自分が変わることも結婚生活には必要だ。じゃなきゃ、円満に行かない」
と結んでいます。
結婚65年のカップルも、「忍耐」が必要であることを答えています。
「妥協」や「忍耐」というのがアメリカ人カップルから出てくることは、やはり「意外」でした。
私がステレオタイプなだけかもしれませんが、アメリカ人というのは、日本人より自己主張が強く、我慢するようには思えなかったからです。
勿論、人によって異なるかもしれませんが、アメリカ人の夫婦も、日本人の夫婦と同様、時には我慢したり妥協して、自分を変えながら1つの夫婦として歩んで行くということです。
さて、、、
最も私の胸に残ったのが、結婚18年目のカップルの言った
「互いの存在を当然と思わない」
という言葉でした。
これはとても深い言葉ではないでしょうか。
そう思えば、常にお互い「感謝する」ことができると思います。
まとめ
アメリカ人の夫婦たちの夫婦円満の秘訣は
『お互いのことを考え、よくコミュニケーションを取り、時には妥協や我慢をしたり、時には自分も変えたりし、ユーモアの気持ちを忘れない』
こんな風にまとめることができるかと思います。
もし、日本人の夫婦に同じようにインタビューをしたら、どんな答えを言うでしょうか?
「思いやり」を挙げる人が多いかもしれませんが、これはアメリカ人の「お互いのことを考える」というところに通じると思います。
また日本人は、「夫婦円満の秘訣」に「忍耐」や「妥協」と答える人が多そうですね。
そう考えてみると、アメリカ人も日本人の夫婦も、そんなに変わらないということが言えるでしょう。
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