『まんが「子どものいない私たちの生き方」~おひとりさまでも、結婚してても。~』を読みました。
年齢も立場も違う子供のいない6人の女性の本音を紹介をしている本です。

「子供いないあるある」エピソードばかりで共感しちゃいました♪
「マンガ」ということもあり、とても読みやすかったです。
この記事では、この本を読んでみての感想を書きつつ、本の紹介をしたいと思います。
この本を読むのがおすすめな人、おすすめじゃない人についてもお伝えしますね♪
感想レビュー:まんが「子どものいない私たちの生き方」~おひとりさまでも、結婚してても。~

子供を持たないことを自ら選択した女性、不妊治療をした末に子供を持たない結果に至った女性、そして独身女性。
そんな6人の女性達が普段感じていること、気なること・違和感があることを語ってくれています。(この部分はマンガです)
女性たちが語る本音の後に「コラム」があり、内容に関連するアドバイスが書かれてあります。

アドバイスといっても、否定したり、「こうしなきゃダメよ」的な上から目線ではありません。
「物の見方をこういう風に変えたらいいよね」という感じで、視点を変えて楽に生きようといった提案です。
例えば、「42歳の公務員Kaori」さんのケース。
子供が前の晩から体調を崩してしまい、企画した催事に来られなくなってしまった後輩女性社員。「子供がいない人にはわからないと思いますが」と言われてしまい、もやもやしてしまいます。
その後輩女性社員は催事のリーダーだったため、Kaoriさんは代わりの人を見つけて引き継ぎをするように指示を出します。
世間では「子供のいない人は未熟」と考えてしまう風潮がどこかにありますね。
これは「昭和世代」の古い思考と価値観が残っているのだと思います。

そうはいっても、こんなことを面と向かって言われてしまうと、子なしの女性は「そうなのかな」って思ってしまいますよね。
このマンガの後のコラムでは、「人は親にならないと一人前になれないということはない!」と断言してくれています。
そして更に、
子どものいる人生とは単に別の生き方であって、何かが欠けた人生ではありません。
子どものいない私たちの生き方 105ページより引用
子どものいない人生をプラス思考で捉えて、成長へと導く過程を積極的にもつこと。
子どものいない私たちの生き方 105ページより引用
とコメントがあります。
子どもがいない分、時間もあるので、
誰かの手助けや役立つことをすると社会的な自己有用感も高められます。
子どものいない私たちの生き方 105ページより引用
というアドバイスで結んでいます。
「社会的な自己有用感」というのは、つまり自己肯定感につながりますよね。

子なしにとって特にこの社会的な自己有用感・自己肯定感は必要だと思います!
なお、一番最後に登場する62歳の「グランマダネ」さんの心境が私と近いものがありました。
大丈夫!60代になれば、子ナシも子アリもフラットな関係になれると信じて。
「人生の正午」でうまく転換すればOK.
子どものいない私たちの生き方 107ページより引用
30代〜40代は、まだまだ他人から「子どもはいないの?」「なぜ子どもを作らないの?」と聞かれてしまう年代だと思います。
しかし50代を超えると、相手も子育てが終わる年代ですから、子どもがいないことに対してとやかく言ってくる人は減ってくると思います。
そうなるとやっぱり平安な心が保たれて楽になります。

私は今はそういう感じだなぁと思いながら、この62歳の「グランマダネ」さんのケースを読みました。
それでは次に、この本を読むのがおすすめな人、おすすめじゃない人についてお伝えします。
この本を読むのがおすすめな人
・子どもがいないことを他人に指摘されてもやもやしている人
・リアルに子なしの友達がいない人
この本は「子なし」でいることを選択した女性、選択せざるを得なかった女性、どちらも共感できると思いますが、特に、他人から子どもがいないことをあーだこーだ言われてモヤモヤを感じてしまう人には、特に読むことをおすすめします。
また普段のモヤモヤや悩みに対して、「他の人はどうしているのだろうか?」と感じている人なら、「同じ悩みを抱えている人がいる!」ということが分かり、気持ちが楽になれると思います。

リアルに子なしの友達がおらず、気持ちが発散できないなら、この本を読むことで落ち着くことができるかもしれませんね。
そして何よりも、著者の書くコラムには、「考え方」のヒントがあります。
子どもがいないことで思い悩みずっと負のスパイラルを抜け出せない時は、視点を変える必要があります。
視点を変えるヒントがこの本にはあります。
ちなみに、「この本がおすすめじゃない人」はマンガが好きじゃない人です(笑)
まんが 「子どものいない私たちの生き方」の評判・口コミ
それでは、「子どものいない私たちの生き方」を読んだ人達の感想も拾っていきたいと思います。
まんが 「子どものいない私たちの生き方」の紹介
著者:くどうみやこ/森下えみこ(イラスト)
ページ数:127ページ
発行所:小学館
発刊年月日:2021年4月15日
あらすじ・概要
冒頭でもお伝えしたように、この本では「子どもがいない人生」を歩んでいる6人の女性の ‘本音と迷い・覚悟のようなもの’がマンガで描かれています。
それに対して各女性の紹介の後に楽に生きていくための参考になるアドバイスが書かれています。
なお、6人とはこんな人達です。
↓↓
4年間の不妊治療を終えて自分の存在意義に悩むミホさん。
気付いたらタイムリミットを迎えていたマユミさん。
後輩ワーママの活躍と昇進にモヤる独身のリョウコさん。
「欲しくないから産みません」が言い出せないミサキさん。
じつは夫に原因アリ。だからか「もしも」を捨て切れないカオリさん。
そして62歳の先輩が包み隠さず教えてくれた、「今」の受け入れ方、乗り越え方。
Amazon 書籍紹介ページより引用
著者紹介
著者のくどうみやこさんは、子供のいない女性達の会「「マダネプロジェクト」を主宰されています。
くどうさんは、これまでに「子どものいない女性の生き方」や「子どものいない人生の歩き方」と、子なし女性のバイブルともいえる本を2冊出版されています。
マンガ・イラストはおひとりさま女性のリアルライフを描いたマンガが人気の森下のぞみさんです。
まとめ
この記事では『まんが「子どものいない私たちの生き方」~おひとりさまでも、結婚してても。~』について紹介しました。
私の感想と、この本を読むのがおすすめな人についてもお伝えしました。
この本は、子どものいない人生を歩んでいる女性の中でも、「子どもがいないことでモヤモヤしたり、心にひっかかりがある人」に読んで欲しいと思いました。

この記事、お役にたてたら嬉しいです。
お読みくださりありがとうございました。
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