【感想まとめ】102歳、一人暮らし。(著者・石井哲代)子なしの老後の参考になる一冊!

【感想まとめ】102歳、一人暮らし。(著者・石井哲代)子なしの老後の参考になる一冊! 夫婦関係の書籍

今年2023年1月に出たばかりの新刊『102歳、一人暮らし。』を読みました。

特に40代・50代以上の子なし主婦にとって、おすすめだと思いましたので、感想を書きつつ、この本の紹介をしたいと思います。

「102歳、一人暮らし。」の紹介

102歳、一人暮らし

タイトル:102歳、一人暮らし。 哲代おばあちゃんの心も体もさびない生き方
著者:石井哲代(いしいてつよ)・中國新聞社
ページ数:158ページ
発行所:文藝春秋社
発刊年月日:2023年1月10日(第一刷)

あらすじ・概要

“人生100年時代のモデル” として「中国新聞」や「RCCテレビ」で紹介され大人気になった102歳の哲代おばあちゃんの本です。

一人暮らしをしている哲代おばあちゃんの日常を日記風に綴りつつ、

・「長生きできる八つの習慣」
・「生き方上手になる五つの心得」
・「私らしくいるための五カ条」

などを紹介しています。

哲代おばあちゃんの普段の姿を写した写真もふんだんに盛り込まれています。

また「哲代おばあちゃんのおいしい長生きレシピ」も写真つき(カラー)で紹介されています。

著者の紹介

「哲代おばあちゃん」こと石井哲代さんは現在102歳。

広島県の府中市で生まれ、20歳で小学校の教員になり、56歳で退職します。

退職後は畑仕事をしながら一人で暮らしています。

26歳のときに同じ教員だった夫(良英さん)と結婚しますが、残念ながら夫は2003年に他界。

二人の間には子供はありませんでした

親戚や近所の人に支えられながら、マイペースで生きている哲代さんですが、「中国新聞」に密着記事が連載されたり、RCCテレビ「イマナマ!」にも出演したことで、広島で大人気なおばあちゃんとなりました。

「102歳、一人暮らし。」の感想

子なしで102歳で一人暮らし」ということを聞いた時に、「これを読まねば!」と思いました。

縁起でもありませんが、女性の方が男性より長生きですから、私の未来のように感じたからです。

102歳まで生きるかどうかは分かりませんけどね(笑)

読了後、正直「この本、読んで良かった!」という感想を持ちました。

理由は、

①高齢であっても一人で生きられる→勇気づけられた

②一人で生きていくためにどういうことを今から心がけておけばいいか分かった

③年取ってからでも農業は始められると思った

この3点です。

実は旦那さんがいなくなったら、寂しくて生きていけないのではないかと思っていた私にとって、この本は「一人でも生きられる」ということを勇気づけてくれるものでした。

しかし同時に、今から心構えおくこととして次の2点が自分の課題だとも思いました。

それは、

・近所づきあいやコミュニティに属すること
・畑仕事を始めるなら3年以内に (体が元気なうちに慣れる必要がある)

哲代おばあちゃんは一人暮らしですが、親戚や近所の人に支えられながら生きています。

人は一人では生きていけないし、子供がいないの分、周りの人のサポートは重要です。

今は都会ぐらしで近所付き合いはほぼありませんが、老後を考えたらこれはちょっと危ういかも?と思いました。

老後を「お金でやとった・ビジネス」の関係の人だけにサポートしてもらう人生というのには、どうなんだろうか?と違和感を感じていました。

しかし、おそらくこの本を30代や40代前半で読んでもピンと来なかったかもしれません。

50代を過ぎた今だからこそ、私にはこの本は刺さりました。

字も比較的大きく、ページ数も158ページと多く無いので、スラスラとすぐ読めます。

一日で読めるのではないでしょうか。

「102歳、一人暮らし。」:おすすめな人

この本『102歳、一人暮らし。』を読むのがおすすめな人は、次のような人達です。

・40代後半〜50代以上の子なし主婦
・子なしで離婚。今後再婚するつもりはない40代後半〜50代以上の女性
・夫と死別で子なし。今後再婚するつもりはない40代後半〜50代以上の女性

「40代後半〜50代以上」の女性と書きましたが、20〜30代、40代前半の女性が読むのに適していないという意味ではありません。

基本的に興味があれば読むことはおすすめです。

しかし20〜30代にはピンと来ないというか、あまり刺さらないのではないかと思います。

刺さった言葉

この本の中で刺さった言葉をいくつか引用します。

この本を読むかどうかの参考にしてくださいね。

私の手も鍬と同じです。長年使って曲がってしもうて。でもね、若い頃からずっと「さびない鍬でありたい」と思ってきたの。何かしてないと人間もさびるでしょ。体も頭も気持ちも、使い続けているとさびないの。

そしてもし哲代さんが自分が死んで天国に行って旦那さんと会うことを想定しての発言

「しわが増えてしもうたから気づいてもらえんで素通りされたらどうしよう」

「向こうにええ人がいたりして」

「死に化粧は念入りにしてね」

なんだか可愛らしいですね!

良英さんが亡くなる前にこう言うてくれたの。「子どものことは気に病まんでもええ」って。嫁の私の一人がしんどいと思うとったけれど、あの人も一緒に背負うてくれとったんかもしれん。

名家に嫁いだ哲代さん。

子供がいないことに対してずっと後ろめたいような気持ちを持って生きてきたようです。

このあたりは「不妊治療」を経験した女性にとって共感できる部分かもしれません。

口コミや評判は?

こちらは新刊のせいか、ツイッターにはまだ口コミがないようです。

口コミについてはまた後でこちらに追記したいと思います。

ちなみに人気のようで品切れして再入荷中の本屋さんもあるようです。

私が買った本も「第二刷発行」のものでした。

まとめ

この記事では、この1月に出たばかりの新刊『102歳、一人暮らし。』について紹介しました。

私の感想や、この本を読むのがおすすめな人についてもお伝えしました。

お役にたてたなら嬉しいです。

お読みくださりありがとうございました。

 

面白い!と思ったらこちらをポチっと押して下さいませ♡

にほんブログ村 家族ブログ 子供なし夫婦(夫婦二人)へ
にほんブログ村


子供なし夫婦ランキング

 

夫婦水入らずー子なし夫婦の歩き方
この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚30年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが当人同士はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつもお互い感謝し、二人で過ごす時間を大事にし、最終的には夫婦としてまとまっています。

雫(しずく)をフォローする
夫婦関係の書籍
雫(しずく)をフォローする
夫婦水入らず
タイトルとURLをコピーしました