夫婦円満の「夫婦マトリョーシカ」がほしい!!

妻がほしいもの

友人夫婦が結婚15周年を迎えました。

親しい友人なので、何か記念にいいプレゼントはないかなぁ〜と探していたところ、偶然にも、「夫婦マトリョーシカなる面白いものを見つけました!

マトリョーシカは「マトリョーシカ人形」と言われ、ご存知のように元々はロシアの民芸品です。

胴体の部分で上下に分かれており、その中には一回り小さい人形が入っていて、これが更に入れ子状態になっていて、全部で5〜6つの人形が入っているものです。


マトリョーシカ人形

伝統的な「マトリョーシカ人形」の他にも、最近ではロシアの大統領だったり、有名人がモデルになっているものなどもあります。

さて、この「夫婦マトリョーシカ」というのは、日本で作られたもので、日本の伝統工芸品と融合された作りとなっている、非常にユニークな物のようです。

「友達夫婦へのプレゼントにすごくいい!」と思い、調べてみました。その情報を皆さまにもシェアしたいと思います♪

 

夫婦円満の「夫婦マトリョーシカ」って?

この夫婦のマトリョーシカについては2019年6月14日のニュースでこのように紹介されています。

丸みを帯びた愛らしい形と、漆で描かれた柔らかな表情が特徴の山口市の伝統工芸品「大内人形」が、3重の入れ子構造のマトリョーシカになった。

つまり、「大内人形」という伝統工芸の技術を使って、夫婦のマトリョーシカを作ったということですね。

 

夫婦マトリョーシカは漆塗りの大内人形

恥ずかしながら、私は「大内人形」というものを知りませんでした(汗)

調べてみたところ、山口に古くから伝わる伝統工芸の「大内塗り」というものがあることが分かりました。

(この大内塗りは、平成元年(1989年)に経済産業大臣指定伝統的工芸品に選ばれました。)

 

山口の大内塗とは?

大内塗とは、山口に伝わっている漆塗りの手法のことです。

数年かけて乾燥させた木材を木地師(きじし)が形に加工。

そして、漆を塗る職人を塗師(ぬし)といい、その塗師が下地付けを数回繰り返し、乾燥させてからヘラ目・刷毛目を研ぎ、次に下塗り漆を塗り、乾燥、研ぎを行い、さらに中塗漆を塗り、乾燥、研ぎを行い、品物によっては中塗・研ぎを数十回繰り返します。

そして最後に刷毛目がつかないよう上塗り漆を塗り、乾燥後、漆絵や蒔絵などの加飾を行って仕上げます。

何度も塗装を繰り返すのは、薄く何層にも重ねた方が、色がはげにくく、品物も丈夫になるためです。

また、上塗りの時は、狭い部屋を閉め切り、空気が動いて、ちりなどが飛ばないよう、細心の注意を払って行います。

(出展: https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/kanko/brand/dentou/ouchinuri.html)

とても手間をかけて丁寧に仕上げていることが分かりますね。

しかも使用する木材から、数年かけて乾燥するとのことですから、まさに「素材」からこだわっているという印象です。

 

この丁寧な仕上げのおかげで、大内塗のものは、色あせをせず、お土産物品として人気があると言われているようです。

 

大内塗の歴史

「大内塗」の「大内」は、大名「大内家」のことです。

始まりは平安・鎌倉時代からとも言われていますが、一番有名なのは戦国大名である大内義隆でしょう。学校の歴史の時間でも習ったのではないでしょうか。 彼の時代が大内家の全盛期とも言われています。

この大内義隆より前、大内家9代目当主大内弘世(おおうちひろよ)の時代に、京都から漆塗りの職人を山口に呼び寄せて漆器を作らせるようになりました。 これが「大内塗」の始まりとなります。


大内弘世騎馬像

そしてこの大内塗で作られた「大内盆」と言われる漆器や蒔絵が明(中国)や朝鮮との重要な交易品となります。

しかし、当事は「大内塗」といった呼び方はありませんでした。

 

「大内塗」は明治時代から

この漆塗りの名称が「大内塗」と言われるようになったのは明治時代からです。 きっかけは、

天皇の山口県巡幸に際し、何か貴重なものをご覧いただこうということになり、近藤清石(こんどう きよし。郷土史家)氏が毛利家の所蔵品から大内椀を発見。それを機に大内時代の漆器復興が始まり、大内塗と呼ばれるようになったのです。

(出展:https://www.pref.yamaguchi.lg.jp/gyosei/kanko/brand/dentou/ouchinuri.html)

新しい時代の幕開けとともにできたのがこの「大内塗」ということですね。

そして、大正時代になると、大内塗の人形も作られるようになっていきます。

 

夫婦マトリョーシカはどうして「夫婦円満」をあらわすの?

この「大内塗」でできた夫婦マトリョーシカ。 なぜ「夫婦円満」をあらわすのでしょうか。

再び時代をさかのぼりましょう。

実は先ほど、「大内塗の歴史」のところでも出てきた大内弘世(おおうちひろよ)は、お嫁さんを京都から迎えました。

ところがこのお嫁さんは毎日、京都を恋しがっていたそうです。

この心境、わかりますよね?  今まで華やかな京都にいたのに、田舎(失礼!(^_^;) )に嫁いで来ちゃって….。つまらなかったでしょうし、お友達も少なくなったことでしょうから心細かったんでしょうね。

そこで、大内弘世はお嫁さんのために、たくさんお人形さんをプレゼントしたのだそう。 そしてお嫁さんはとても喜んだのだと伝えられています。

この言い伝えが、大正時代から作られるようになった男女一対の「大内人形」となります。

とてもロマンチックな言い伝えですね!

 

忙しさにかまけて、奥さんのことをかまってくれない世の旦那さんに聞かせてあげたい言い伝えですね(笑)

このように、「大内人形」は夫婦円満の象徴となり、現在では広く愛されている人形になりました。

夫婦マトリョーシカはこの「大内人形」をベースにしているので、「夫婦円満」を願う、縁起のいい人形と言っていいでしょう。

 

夫婦マトリョーシカはどこで買える?

この「夫婦マトリョーシカ」は現在のところ、 山口県山口市の 「大内塗漆器振興協同組合」に所属する中村民芸社』 さんが販売を受け付けています。 (Tel: 083-927-0619)

購入を検討されていて、遠方に住む方は、こちらにまずコンタクトを取ることをおすすめします。

「中村民芸社さんのホームページ」: https://nakamuramingeisha.jimdo.com/

現在(2019年6月19日時点)では、個人での購入はオンラインやリアルの店舗からはできません。

 

夫婦マトリョーシカの値段は?

夫婦への贈り物としても、また自分用プレゼントとしても良さそうな「夫婦マトリョーシカ」ですが、

「値段は、男びな、女びなともに3万3千円から」

とニュースには記載されています。

「中村民芸社」さんに問合せたところ、この ¥33,000は、消費税を含まない値段 ということでした。

また、こちらはオプションをつけることができ、例えば「金屏風」をつけたり、また文字入れもできます。 オプションは追加料金が必要です。

なお、この商品は「木箱」に入っています。

 

夫婦マトリョーシカの購入方法

「夫婦マトリョーシカ」の購入の流れです。

(1)  「中村民芸社」さんに連絡をする。(メールか電話)

(2)  商品の画像がメールで送られてくる。

(3) 問題がなければ指定先の口座に購入代金の振込みをする。

(4)  入金を確認次第、ヤマト便で発送。

受注発注で時間がかかると思いきや、まだ(2919年6月19日時点)在庫があるようなので、比較的すぐに発送が可能なようです。

 

夫婦マトリョーシカは夫婦円満のプレゼント

まだ発表したばかりの「夫婦マトリョーシカ」

男雛と女雛を2つ買うと7万円近くになります。正直、ちょっと高いので迷っていますが、友達夫婦に贈るにはとても喜ばれそうであることも確かです。

ありきたりのものではなく、ユニークなもの。しかも喜ばれるものというのは、ありそうでなかなかありません。

夫婦雛人形で、しかもマトリョーシカ仕様。プレゼントの箱を開けた時の相手のビックリ&感動する様子が目に浮かぶようです。 しかも「夫婦円満」を願う縁起物❤

友達の結婚記念日まではまだ日にちがありますので、現在検討中です。

オンラインショップや百貨店などで見られる日が来るといいなぁと思います。

 

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夫婦水入らずー子なし夫婦の歩き方
この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚30年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが当人同士はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつもお互い感謝し、二人で過ごす時間を大事にし、最終的には夫婦としてまとまっています。

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