
この記事を訪れてくれたあなたは、「不妊治療をやめたらどうしよう」とか、「再就職をしようかな」と考えているのではないでしょうか。
私はこちらの記事で、「不妊治療をやめることを決意したら、あなたの『ライフワーク』を探した方がいいですよ」といった内容のことをお話しています。
しかし今回は、「お金を得る仕事=再就職」に絞ってお話したいと思います。

もしあなたが「次に何をするか決まってない」ようでしたら、「再就職(または就職)」を考えることをおすすめします。
その理由についてはこの後でお話します。
今回は、
❤不妊治療を終わったら再就職を考えた方がいい理由とは?
❤不妊治療を終わって再就職をするまでのステップ
❤既婚女性向け転職・派遣サイト一覧
この3つの順番でお話したいと思います。

「再就職するまでのステップ」以降の内容は、不妊治療とは関係なく、結婚・出産で仕事をやめ、また再就職をしたいと考えている人にもお役にたてると思います。
不妊治療を終わったら再就職を考えた方がいい理由とは?

もしあなたが、これから何をやるか決まっていないようであれば、「再就職について考えてみる」ことをおすすめします!
※就職をしたことがない場合には「再就職」→「就職」と読み替えて下さいネ
なぜ再就職をおすすめするのかというと、あなたに良い未来が訪れる期待が持てるからです!
ネガティブなことを考える時間が減る
仕事をまかせられたり、やりがいを感じることで自信につながる
収入が得られるので使えるお金が今より増える
少し説明を加えます。
ネガティブなことを考える時間が減る
あなたが、まず、した方がいいことは、「不妊治療のネガティブな思い出を忘れること」です。

「余計なお世話ぁ〜!」って言われそうですが、敢えて言わせて下さいね。
●忘れるには「逃げ道」が必要です。
仕事を始めることで、いやでも毎日(或いは定期的に)外に出ることになります。
家に一人でずっといると、どうしてもふさぎ込んだり、ネガティブな気持ちになってしまいがちです。
自分をそんな風にさせないためにも、再就職を考えることは有益だといえます。
再就職ではなく、例えば「ボランティアのようなものに参加する」というのも悪くありません。
しかし、毎日活動するような「ボランティア」というのは、あまりないのではないでしょうか。

例えば、週に一回だけのボランティアでは、残りの6日は自宅に引きこもってしまうことになります。
「仕事ではなく、外に遊びに出かける」のではダメ?と思うかもしれません。
ダメだとは思いませんが、「毎日どこに行くか考える」のは、そのうちに苦痛になってきます。
そもそも、そんな毎日遊びに出かけていたらお金がかかってしまいますよね(^_^;)
仕事をまかせられたり、やりがいを感じることで自信につながる
これまでのキャリアによっては、あなたは再就職したら、「即戦力」と見なされ、すぐに重要な仕事をまかされるかもしれません。
また仕事に慣れていくと、次第に周りに頼られたり、職種によってはお客様から信頼を得られるようになります。
このことは、あなたの気持ちをネガティブからポジティブに変えてくれるはずです。
これまで努力しても実らなかった結果に、あなたは無意識のうちに自信喪失をしているのではないかと思います。
仕事をすることで、この状況を変えてくれる可能性があります。
収入が得られるので使えるお金が今より増える
当然ですが、再就職することで収入が得られますので、夫婦二人で使えるお金が増えます。
そのお金は二人の趣味に使ったり、旅行の資金としても使えます。
また、老後のために貯金を増やすこともできます。
旦那様と話し合って、純粋にあなただけのお小遣いにしてもいいかもしれませんね!(^0^)
金銭的な余裕が出ると気持ちにも余裕が出てきます。
❤気持ちに余裕があると、旦那様にも優しくなれますね。

再就職をすると、このようにあなたの今の状況を好転させてくれる可能性があります。だからあなたにおすすめするのです。
それではこのあと、
について考えてみたいと思います。
不妊治療を終わって再就職をするまでのステップ

ブランクもあるし、たいした資格も持っていない私を雇ってくれるところなんてあるのかしら? – そのように思うかもしれませんよね。
そこで、再就職への道乗りを大きく2つに分け、「第1ステップ」、「第2ステップ」に分けてお話します。
第1ステップ
再就職への第1ステップですることは、
・何をやってみたいのか考える
この2つです。
あなた自身の棚卸しをする
まず、 「これまでどんな仕事をしてきたのか」をノートに書き出してみましょう。
そして、その仕事で「どんなことができるようになったのか」も書き出してみます。
資格など取ったのであれば、それも書き出しましょう。
あなただけが見るノートなので、書き方に決まりはありません。

おしゃれで可愛いノートを用意してテンションをあげるといいですね♡
これまであなたがやってきたことをゆっくり思い出していきましょう。

「あなた自身の棚卸し」は、1週間位かけてやるつもりでいいと思います。
「何ができるのか」は、他人や世間一般と比べる必要は全くありません。
また資格がなくても、長くやっていたことはキャリアになりますので、忘れないように書き留めておいて下さいね。
何をやってみたいのか考えてみる
次に、あなたが将来何をやってみたいか考えてみましょう。
これもノートに書き出してみます。
「私にできるはずがない」とか「こんなの無理だよなぁ」と思わず、まずやってみたいことを書いてみて下さい。

何かメモに先に書いて、消しては書いたり、破って捨てて新しいのを書いたり、そういうのを繰り返しながら、最終的に「清書」するという方法もあります。
旦那様やお友達に見せるわけではありませんので、好きなことを書いていいのです。
「こうなったらいいな」という希望のようなものでもOKです。
現実的かどうかは、次のステップでチェックします。
もしやってみたいものが特になければ、世の中にどんな仕事があるのか調べてみてみましょう。

調べてみること自体が「前向きな一歩」になります。
そして調べたものをメモしておくといいです。
方向性を決めていく(第2ステップへ)
今あなたは、これまでお話したこの2つをノートに書き出して下さっていることと思います。
✓何ををやってみたいか

書くことは大事ですが、書きっぱなしでは前に進めません。
これを使って、あなたの方向性を決めていく必要があります。
この続きは、「ステップ2」としてお話します。
ステップ2

次にすることは、あなたがやってきたことやできることと、あなたが希望するものをつけ合せしながら、客観的な目をとおして、希望を実現させるための肉付けをすることです。
そのためには、例えばこんな方法があります。
▶大学や民間の再就職支援プログラムに参加する
▶資格取得の勉強や技術を磨くスクールに通う
▶就職・転職、人材派遣サービスの説明会に参加する
※これを全部しなくてはならないということではありません
それぞれについて簡単に解説をします。
公共の女性の就職支援サービスで相談してみる
あなたが住んでいる自治体や近隣の自治体では、女性の就職支援を行っています。
自治体のものはたいてい「無料」です。

就職に関する不安や悩み、もやもやした気分を持つ人に「カウンセリング」してくれたり、実務的なものを含む各種セミナーに参加することもできます。
例えば東京の場合、再就職を希望する女性を完全無料でサポートする「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」があります。
「何から始めたらいいかわからない」という人のために、5日間または12日間の、再就職へ最初の第一歩を踏み出すためのコースがあります。

「何からどう行動していいかわからない!」と思う東京に住んでいるあなたにとって、とても適しているものだと思います。
「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」のコース内容を見てみる
東京以外でも、各都市で女性のための再就職支援を行っています。
▶東京除く主要都市の自治体の「女性の再就職」に関するサイト
北海道 | 『ジョブサロン北海道』 |
仙 台 | 『マザーズハローワーク青葉』 |
新 潟 | 『にいがたアクティ部』 |
愛 知 | 『ママ・ジョブ・あいち』 |
大 阪 | 『大阪マザーズハローワーク』 |
広 島 | 『わくわくママサポートコーナー』 |
博 多 | 『働きたいママ応援サイト』 |

女性の再就職支援の名称が「ママ」という名前でまとめられていたいたのが気になりました。(「30〜40代の40の子なし女性は、じゃあどこ行ったらいいの?って迷うかもしれませんね。)
公共の女性の再就職支援サービスを利用するメリットは
メリット
・何をしていいかわからないあなたの行動のとっかかりになる。
・再就職に関する色々な情報が得られ、方向性の広がりが生まれる可能性がある。
・あなたがノートに書き出したものが肉付けされ、方向性が見えてくる
・何より殆どが「無料」。
民間の再就職支援プログラムに参加して学ぶ
「自治体」以外でも女性の就職支援をしてくれ所があります。
例えば「大学や」や「民間の会社」が提供する再就職支援プログラムが、まだ数多くはないものの存在しています。
お金はかかりますが、「学び」や「気付き」を得たい場合には、民間の就職支援を利用するのも手です。
大学の就職支援プログラム
「明治大学」の『女性のためのスマートキャリアプログラム』では、仕事復帰・キャリアアップを考えている女性のための半年間のコースがあります。
昼間にあるコースは「結婚、出産、育児等で離職して家庭に入った女性が、仕事復帰をして社会にもう一度足を踏み出すきっかけになることを目的としたビジネスプログラム」で、
土曜・夜間のコースは「女性のキャリアアップ・リーダー育成を目的とするプログラム」です。
※ただし今年はコロナのために残念ながら秋のコースは開催されないようです。
明治大学以外にも、学びながら再就職について考えたり準備ができる所があります。
例えば、関西学院大学では「ハッピーキャリアプログラム」というものが提供されています。
このプログラムは、再就職や起業を考えている人に向けてのコースで期間は6ヶ月です。
こちらはオンライン受講も現在は可能なようですので、この時期にはピッタリですね。
人材派遣会社等が主宰する再就職支援
人材派遣業の会社が母体となった会社が女性の再就職支援を行っている場合もあります。
「Waris ワークアゲイン」では、結婚や出産などで仕事をやめた女性が再就職をするためのサービスを提供しています。
イメージ的には先に紹介した東京都の「女性しごと応援テラス・東京しごとセンター」のような感じで、カウンセリングや相談は勿論、キャリアスクールや、インターンシップ制度を導入しています。
「女性 再就職 支援」などのようなキーワードで検索してみると、民間の女性の再就職の支援のための色々な情報がヒットします。
調べてみて気になるものがあれば、登録したり参加してみましょう。
メリット
・今後の生き方の選択肢が広がる
・再就職をめざす仲間ができ、情報交換ができる
資格取得の勉強や技術を研くスクールに通う
女性の再就職支援の相談やセミナーを受けてみると、あなたに足りないスキルに気づくことだと思います。
それを補うためにスクールに通ってみてはいかがでしょうか。
「こういった資格があった方がいい」、「この資格を取ってみたい」というものが明確にあるのであれば、資格取得のための勉強を始めてみましょう。
最初にご紹介したような公共の就職支援の機関でもスクールを主宰している場合もあります。
費用を安くおさえたい場合には「職業訓練校」を利用するのがいいですね。
※職業訓練校の中には、プログラミングやウェブデザインを学べる所もありますが、人気コースのため、なかなか受講が受けられない場合もあります。
また、職業訓練校や、公共の機関だけでは学べないのも中にはあります。

ただ、今のこのご時世、外に出るのはちょっと…と思うかもしれませんね。その場合には「オンライン学習」できるといいですね。
また、お金はかかりますが、コーチング付きのコースで、モチベーションをキープしながら学習を続けるという方法もあります。
もし英語の勉強をするなら、スタディサプリENGLISH パーソナルコーチプランだと、コーチがいるから、例えばTOEIC受験まで頑張れそうですね。
就職・転職、人材派遣サービスの説明会に参加する
あなたが既にやりたい思う仕事があったり、これまでに築き上げてきたキャリアを再び活かしたい等、明確なビジョンが既にあるのであれば、就職・転職エージェントや人材派遣サービスの会社にコンタクトを取ったり、登録をしてみるのがいいと思います。
ポイントは「40代の女性の再就職」を重視しているところかどうかです。
(※おそらく不妊治療を終えられたあなたは40代、もしくはアラフォーだと思いますが、違っていたらすみません。)
既婚女性向け転職・派遣サイト一覧
それでは、最後に「「転職・派遣会社の」サイト一覧を挙げておきます。(今後順次追加予定)
自分の棚卸しや自分の希望をしっかり考えてから登録しましょう。
自分自身の棚卸しや、将来どうしたいのかを考えずに行ってしまうと、あなた自身を見失ってしまう可能性があるので、焦らないほうがいいです。
※転職サービス、人材派遣会社の情報は今後順次追加、修正予定です。
まとめ(在宅ワークという選択肢もある)
❤不妊治療を終わったら再就職を考えた方がいい理由とは?
❤不妊治療を終わって再就職をするまでのステップ
❤既婚女性向け転職・派遣サイト一覧
今回はこの3つのことを中心にお話をしました。
何らかのお役に立てれば嬉しいです。
最後に私の例をお話ししたいと思います。
→ネットショップに特化した派遣会社に登録し数社を経験する。同時に副業でウェブ制作の下請けを始める
→ウェブ制作の下請けの仕事を専門にしつつ、副業でeBay(海外オークション)を始める。
副業の方が売上が伸び、その後応用したビジネス(海外向けの買い物代行業)を立ち上げる
私は不妊治療をしている頃からウェブ制作の仕事をしたいと思っていました。
(不妊治療を始める前の30代前半で、少しだけ在宅でホームページ作成の仕事をしていました)。
そのため、妊治療をやめてすぐに派遣会社に登録しました。
(当時、ネットショップに派遣する専門の派遣会社がありました。今はその会社は存在しません。)
ネットショップ運営には、ホームページ制作も含まれていましたし、運営のノウハウを学びたいと思ったからです。
ところが、副業的に始めた「海外オークション」の方がおもしろくなり、「海外向けの買い物代行」のビジネスを立ち上げることになり、最終的には43歳の時に自営業者となりました。
ただし、このビジネスは50歳になる前にやめました。
(現在はブログのアフィリエイトでお小遣い程度の収入を得ています。)
私は、このように「紆余曲折」しながら進んできました。
あなたが納得できるような会社がない場合、「在宅ワーク」も選択肢にあるということを心に留めておくといいと思います。

次回は「在宅ワーク」の始め方についてお話したいと思います。
お読みくださり、ありがとうございました。m(_ _)m
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