不妊治療をやめる決断はいつしたらいい?どう生きていけばいい?経験者として今言えること

夫婦関係

このブログを定期的に読みに来ていただいているあなたに、まずは感謝します。

そして、もしあなたが今回このブログに初めての訪問であれば、よろしくお願いします。

 

タイトルにあるとおり、今回はとても【センシティブなテーマ】についてお話したいと思います。

 

 

この記事をお読みになっているあなたは、このタイトルを見て、興味と関心を持ってくださったのではないかと思います。

 

そして、人工授精(AIH)か体外受精(IVF)、または顕微授精(ICSI))を既に何度か行い、芳しくない結果に終わっているのではないでしょうか。

 

今回はそういう方に向けて書いています。
勿論、あなたが該当しなくても歓迎です。

 

不妊治療をやめる決断はいつすべきなのか

結論から先にいうと、

♥「不妊治療をいつやめたらいいのか」には「正解」はありません。

 

…と書いてしまうと、これで終わってしまいます(笑)

 

そうではなくて、今回は、あなたが「不妊治療をやめる時」を考える上で、参考にしていただけるようなことを、経験者としてお話をしたいと思います。

 

私が考える「不妊治療のやめ時」の目安として、

1. 年齢で消める
2. 予算で決める
3. あなた自身のライフプランに沿って決める

この3つを挙げたいと思います。

 

私のオススメは「3」の「あなた自身のライフプランに沿って決める」 です。

1番と2番は詳しい説明は読まなくても分かると思いますので、忙しいあなたは読み飛ばして「3」から読むことをおすすめします。

 

1 年齢で決める

「○○歳になったら不妊治療をやめる」
「○○歳の誕生日の前日に不妊治療をやめる」

 

もし、あなたが「いつ不妊治療をやめるべきか決めかねている」のであれば、年齢で区切りをつけてみてはいかがでしょうか。

 

「今度こそは!」「今度こそは!」と、期待しながら不妊治療を続けていると思います。

しかし実際、年齢が行けば行くほど妊娠は難しくなります。

(悲しいことですが、これは現実です。)

 

こんなことを書くと「冷たい!!人ごとだと思って!」と腹が立つかもしれません。

でも、私も一応「自分ごと」として不妊治療は経験しています。

 

ちなみに、私は「年齢」で「不妊治療の終了」を決めたわけではありませんでした。

(詳細は後半でお話します)

不妊治療をやめたのは40歳になる前。
今思うと、もう少し頑張ればよかったかなぁ?という思いもあります。

 

参考までに…

自治体が行っている「「特定治療支援」の助成金の申請は、「治療機関の初日の妻の年齢が43歳未満。」です。

 

2 予算で決める

「予算で決める」という表現を使うと、なんだか機械的で、これまた「冷たい」って印象を受けてしまいそうですが・・・(^_^;)

良い表現が見つからずすみません💦

 

「不妊治療」は本当にお金がかかりますよね。

特に「体外受精をすると数十万単位のお金が飛びます。

2〜3回「体外受精(IVFやICSI)」をやれば、100万円は飛びますよね。

確実にそれで妊娠できるのならいいですが、「100%保証」はありません。

 

「今度こそは!今度こそは!」と思いながら治療費をどんどん出す。次第に貯金も減っていきます。

その貯金は将来の「マイホーム」や「老後の生活資金」のためだったのではないでしょうか?

 

超お金持ちでもない限り、不妊治療はそうそう回数はできません。

現実的に考えても、どうがんばっても300万円以上を不妊治療に捻出するのは難しいのではないでしょうか。

 

もしあなたが、治療費の上限を決めていないのであれば、旦那様と「○○万円までは不妊治療費を使う。それまでは頑張る」ということを今一度、よく話し合ってみてはいかがでしょうか?

そして「その予算枠を使い切ったら不妊治療をやめる」といったのも決め方の一つだと思います。

 

予算で決めるのなら、治療内容(AIHなのかIVFなのかICSIなのか)を見直したり、通院する病院を再検討してみてもいいと思います。

 「予算で決める」のではなく、治療内容と回数で決めるという方法もありますね。
(例):[AIHを3回、IVFを1回、ICSIを1回 やったらやめる]

 

3 あなた自身のライフプランに沿って決める

私が一番おすすめしたいのこの「あなたのライフプランに沿って決める」です。

つまり、「あなたの人生のプランを先に決める」ということです。

言葉を置き換えると、

不妊治療を主体にするのではなく、「あなたが主体」になるということです。

 

 

あなたは結婚前にどんな未来を考えていましたか?
キャリアプランもあったことでしょう。

【あなたへの問い】:あなたは結婚する時に、自分のキャリアについて考えていましたか?

♡もしかしたら「不妊治療」でそのキャリアを諦めたのかもしれませんよね。

 

特に自分のキャリアについて考えなかったあなたも、結婚していずれは子供ができて…とは考えていたと思います。

でも、子供はいずれあなたから独立していきます。その後の人生って考えてみたことはありますか?

 

どちらにしても、「不妊治療」が「主」で、あなたは「従」の関係になっていますよね。

 

だからこそ、あなたの「キャリアプラン」を再度見直したり、「ライフワーク」について考えてみることをおすすめしたいのです。

そうすると、「○○までは不妊治療ができる」というものが見えてくる場合があると思います。

 

 「ライフワーク」とは生涯の仕事として、あなたが人生を捧げるテーマのことです。

 

「ライフワーク」はお金を得る「仕事」だけに限りません。

ボランティア活動だったり、NPOへの参加、趣味をプロフェッショナルに追求するということも入ります。

 

「不妊治療」のため、あなたの人生は後回しになっていました。
しかしそうではなくて、あなたの人生・ライフプランを優先で考える、ということです。

 

この続きは、「番外編」の後にお話します。

 

番外編:やめたくなった時にやめる

これは私のパターンで【失敗例】です。

私はこちらの記事でもお話したように、「もう不妊治療を続けるのはイヤだ!」と思い、40歳になる前に「不妊治療」自体することはやめてしまいました。

その後は「自然にまかせて」だったのですが、最終的には42歳の時に完全に「子なし」の人生の選択をしました。

 

今思うと、ダラダラ不妊治療をやっていた時間がとてももったいなかったなと思います。
また、不妊治療をやめて完全に「子なし」を選択をしなかったのも、ちょっと時間を無駄にしたなぁと思います。

これは、私の「反省点」です。

 

私は当時、「外に出て働きたい、キャリアを積みたい」と思っていました。

しかし「不妊治療」主体の生活をしていたので、結局、ほそぼそと在宅で仕事をするしかありませんでした。(たまに単発のバイトなども)

 

とはいえ、今振り返ってみると、「仕方なかったのかなぁ」とは思います。

 

ただ、不妊治療経験者として、もしあなたに偉そうなことを言わせてもらえるのなら、「時間は戻ってこない」ということを心に留めておいていただけたらと思います。

 

「止め時」を考えずにただ続けていると、後悔するかもしれません。

あなたの身体だけではなく、メンタルな面にもかなり負荷がかかり、最終的には、私のように「辛くなってやめた」というネガティブな記憶が残ります。

 

 

不妊治療をやめたらその後何をして生きたらいい?

「不妊治療」をやめたら、その後どうしたらいいのでしょうか?

これは誰もが悩むところだと思います。

 

私は、次の2つのことを考えてみるといいと思っています。

・「あなた自身」のライフワークについて
・「旦那様」とのライフプランについて

どういうことかを次に説明します。

 

あなたのライフワーク

将来や老後のことを考えれば、働いて貯金をすることに越したことはありません。

勿論、あなたが「絶対仕事はしたくない!」、または旦那様が「外に出て働く必要はないよ」というのであれば、考える必要はありません。

 

しかし「ライフワーク」とは、会社に行って働いてお金を得るだけに限りません。(これは先程もお話しましたネ)

 

「たとえば何かのボランティア活動に専念したり、あなたが関心ある社会問題の解決のためにNPO等に参加してみるのもいいかもしれません。

また、あなたが何か続けている趣味やお稽古ごとがあれば、それを追求しプロフェショナルな道をめざすという選択肢もあります。

 

あなたが「これからの生涯をかけてやりたいこと」は何でしょうか?

私は、この問いをあなた自身にまずしてみることをおすすめします。

 

勿論、今日や明日に決められるものではありません。

一年たっても見つからないかもしれません。

でも、それでいいのです。

あなたがやりたいことや、何ができるだろうかということを考え、実際にやってみたり、できるためにはどうするか調べてみたりしましょう。

それが一番大事だし、行動の第一歩だと思います。

 

「これはどうだろう?」と、時には、やったことのない分野にチャレンジすることも必要です。チャレンジして失敗するかもしれません。

それでも、あなたは「新しい一歩」を踏み出しています。

 

 

旦那様とのライフプラン

「子供がいないから離婚」とか「子供がいないから旦那様が浮気」(またはあなたが「浮気」)という未来は避けたいものですね。

あなた自身の「ライフワーク」や「ライフプラン」を考えることは大事ですが、「夫婦二人のライフプラン」を考えることも更に大事なことです。

 

たとえば、「50歳になったらリタイアをして田舎暮らしをしよう」といったような計画をたてて、それに向けて2人で頑張るというのは、一つの例です。

 

夫婦が別々のベクトルを向いてしまうと、「離婚」や「夫婦仲が冷え込む」原因になります。そうならないよう「夫婦二人のライフプラン」について時々、話し合う機会を設けましょう。

 

こちらも、すぐに「結論」が出なくていいのです。

時折、「2人の将来について話すこと」が大事です。

 

時々、夫婦としての方向性の「軌道修正」をする必要があります

(私はこれがすごく大事だと感じています。)

 

※不妊治療が終わったら、とたんにコミュニケーションを取らなくなり、「何を考えているか分からない」という状態にならないよう注意しましょう。

 

不妊治療をやめて得られる新しい未来へ(まとめ)

「不妊治療」に、いつ見切りをつけてやめるか… これは「正解」がありません。

私の提案として、

・年齢で決める
・予算で決める
・あなたのライフプランに沿って決める

の3つをお伝えしましたが、私は3番目の「あなたのライフプランに沿って決める」をおすすめしたいと思います。

 

なぜおすすめするのかというと、あなたが「人生の主役」となり、「新しい未来」を手に入れる準備をすることができるからです。

 

今まで生活の全ては「不妊治療」中心。

あなたはしたいことをずっと我慢してきました。

この我慢がいつまで続くのか?

我慢しても得られないかもしれない未来。

それならば、その「我慢」をやめて、「あなたが生涯に渡ってしたいこと」を中心に置き、

【あなたが望む未来を手に入れるための頑張り】に変えた方がいいと思いませんか?

 

そして同時に大事なことは、夫婦が別々のベクトルを向いてしまわないよう、2人の共通の趣味だったり、共感し合えるものを、意識して積極的にたくさん作っていくことです。

 

私がお伝えできることは以上です。

お読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m

 

 

次回は「不妊治療」をやめる決断をしたばかりのあなたが感じる、

「ずっと気が晴れない。子供を見るとつらい。こんな気持ちどれくらい続くの?」..

そのあたりの私の経験をお話しができたらと考えています。

 

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この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚30年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが当人同士はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつもお互い感謝し、二人で過ごす時間を大事にし、最終的には夫婦としてまとまっています。

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