不妊治療を今後どうするか決められない時、どうしたらいいのか、どう過ごすか?経験者が学んだこと

夫婦関係

 

私は34歳から39歳近くになるまで「不妊治療」をしていました。(途中、中休みもしました)

そして42歳の時に、完全に「子供は作らない」宣言をしました。

 

もしあなたが、不妊治療歴が2年を超えていたり、または手術(人工授精(AIH)、体外受精(IVF)、顕微授精(ICSI))を合計で3〜4回以上していれば、「これからどうしようか」と、思い悩んでいることだと思います。

 

旦那さんに気持ちを分かって欲しくて話しても、イマイチな反応だったり、不機嫌になられたり…。

自分もますます傷つき、先が見えない将来に不安な日々を過ごしているのではないでしょうか。

 

そこで今回は

不妊治療を今後どうするか決められない時にどうするか

 不妊治療を今後どうするか決められない時の過ごし方

と言うテーマでお話したいと思います。

私の反省点も踏まえての話になります

 

不妊治療を今後どうするか決められない時にどうするか

結論から先に言うと、「どうするか決められないときは決めなくてよい」です。

 

(゚Д゚)ハァ?…「え・・・?なーんだ」って思ったでしょうか?(^_^;)

 

冒頭でもお話したように、私が「子供を持たない」と最終的に決断したのは、不妊治療をしなくなって3年近くたってからでした。(つまり3年間、どうするか決めてなかったのです。

 

あなたが「途中休みたい」と思えば、中休みしてもいいし、「続けたい」と思うなら頑張って続けてもいいし、「もうやめたい!」と思うならやめていいと思います。

これが、不妊治療を経験して最終的には「子なし」を選択した私の結論です。

 

しかし、もし「不妊治療を続ける」というのであれば、経験上、次の2点には注意して欲しいと思います。

1. あなたの心身は大丈夫?
2. お金は大丈夫?

ちょっと説明を加えます。

 1. あなたの心身は大丈夫?

不妊治療で一番たいへんなのは「女性」です。

これは間違いありません。

だから「不妊治療を続けるかどうか」を決める主導権は女性にあります。

 

あなたの「心」と「身体」が治療を続けることに耐えられるのか?

..ということに注力されることをおすすめします。

 

大丈夫かどうかは、女性のあなたにしか分からないことですね。

旦那様や両親・義両親に遠慮したり、気を使いすぎたりしないようにしましょう。

また友達や親戚への見栄もはる必要はありませんよ♡

 

●「あなたがどうしたいのか」が一番大事です!

 

2. お金は大丈夫?

ご存知のように、「不妊治療」を続けるにはお金がかかります。

(治療を続けるためには、フルタイムで仕事ができない場合も往々にしてあります。)

 

しかも、お金をかければ必ず成功する(妊娠する)という保証もありません。

「このお金は捨ててもいい」…と夫婦で思う位の覚悟が必要だと思います。

 

一方、あなたがもし「どうしても諦めたくない!」と思うなら、恥ずかしがらずに、ご両親にお金の相談をしてみましょう。

 

※今お話したこの2つは、不妊治療を続ける前に、夫婦できちんと話して、旦那様の理解を得ておく必要があります。

そうしないと、夫婦喧嘩の火種になるからです。

仮に将来「子供を持たない」選択をした場合、ここが上手くいかないと、夫婦2人の生活がギクシャクする可能性が生まれてしまいます。

 

 

不妊治療を今後どうするか決められない時の過ごし方

「不妊治療を今後どうするか」を決めていないあなたは、何となく「宙ぶらりん」な感情に陥っていると思います。

宙ぶらりんなのに、考えることは「不妊治療」のことだけ。

 

そんな時だからこそ、「不妊治療漬けの生活」にならないようおすすめしたいと思います!

 

 

不妊治療漬けの生活にならないようにする

それでは、「不妊治療漬けの生活」にならないためにはどうしたらいいのでしょう?

私は大きく分けて、次の3つの提案をしたいと思います。

 

1. 新しいことに挑戦する・知識を増やす

2. 不妊治療後の生活を想定する

3. 感情を乱すものを排除する

どういうことか説明を加えます↓

 

1. 新しいことに挑戦する・知識を増やす

「不妊治療」をしている間、また途中でお休みをしている間も、どうしても「治療」のことが頭から離れません。

それは仕方のないことです。

不妊治療をしている人はほとんどそうです。私もそうでした。

 

しかし、そればかりでいるのも辛くなってしまいます。

 

そこで、何かやったことがない分野のものに挑戦したり、勉強を始めたりすることをおすすめします。

これは「気分転換」であり、あなたの気持ちの「逃げ道」です。

 

新しいことをやっている間は、ネガティブな気持ちからは解放されます。

また、視野が広がることで、あなたの気持ちの持ちようが変わるかもしれません。

 

★具体的な提案は後半でお話します。

 

不妊治療後の生活を想定する

あなたが将来、仮に「不妊治療」を終了し、夫婦二人の暮らしを選択するとしたら、おそらく働こうと思うようになると思います。

その時のために、再就職しやすいようにスキルを身につけることも考えてみましょう。

 

勿論あなたが、妊娠して出産した場合でも、いずれ「子供のために収入を増やしたい」と思うようになると思います。

 

どちらの未来が訪れたとしても、収入を増やすための準備をする期間だと思って、何かスキルを身に着けてみることをおすすめします。

 

必ずしも、正社員やパートで働くだけではなく、自宅で収入を得られる仕事という選択肢もあると思います。

 

★具体的な提案は後半でお話します。

 

感情を乱すものを排除する

不妊治療をしているあなたは、少しのことで一喜一憂したり、感情の揺れ幅が大きいと思います。

これは当然のことです。

しかし、この感情を乱すものがあれば、なるべくそれをなくする方向にしていくことをおすすめします。

 

具体的には、「SNS」との付き合い方です。

★詳細は後半でお話します。

 

不妊治療漬け生活にならないようにするための提案

 

それでは、「不妊治療漬け生活」にならないようにするために、どうしたらいいか、私なりの具体的な提案をさせていただきたいと思います。

 

 

新しいことを始めてみる・知識量を増やす

新しいチャレンジは、あなたの「不妊治療」への不安や焦りなどのネガティブな感情を分散させるためです。

あなたが興味のあることや、やりやすいことから手をつけるといいと思います。

それでは、私が考えた8つの方法について、具体的にお話します。

 

1  読書をひたすらする

読書自体は、なんら新しいことではありません。

あなたも普段「読書」をしていることでしょう。

 

しかし、普段あまり知らないようなジャンルの書籍を選んだり、「この本を読んでみよう」と考えたりすることは新たなチャレンジです。

また、もしあなたが普段あまり読書をしない人であれば、あなたにとって読書は「新しい挑戦」になります。

 

読書はあなたの知らなかったことを気づかせてくれたり、視野や世界が広がります。

 

この時のポイントは「ひたすら読む」ということです。

 

「どんな本を読んだらいいの?」と思うかもしれませんが、どんな本でも良いと思います。

興味があるものを片っ端から読んでいいと思います。

それでも迷うようだったら、あなたが尊敬する人やインフルエンサーさんがおすすめする本を手に取ってみて下さい。

 

 

2  新しいジャンルの料理にチャレンジする

ここでいう「料理」は、あなたが普段作ってるような家庭料理でのことではありません。

例えば、

✔ 普段作らないような料理

✔ レストランで出されるような料理

といったようなものです。

もっと具体的に言うと、、、

南米料理やアフリカ料理…あなたは作ったことがありますか?

また、パスタは作ったことはあっても、ソースは何種類作れるでしょうか?

イタリアのマンマが作る秘伝の味ってどんなものなのでしょうか?

これらを追求するには、本やYouTubeを見たり、或いは素材を探すことも必要かもしれません。

 

そして、作ったことのないような料理を作ったり、その料理のバックグラウンドや文化までも見て下さい。お料理好きなあなただったら、新しい発見があって楽しいはずです。

 

ところで、「新しいお料理に挑戦する」時に、一つアイディアがあります。

 

雫から提案!

お料理を作ったら、手書きでもいいので「お料理評価表(5段階ランク)」を作ってみましょう♪
そして旦那様に感想を書いてもらいましょう。

✔それが夫婦のコミュニケーションになります。
✔後から見ると思い出になります。

 

 

3  手作り雑貨にチャレンジしてみる

もしあなたが裁縫が得意であれば、「手作り雑貨」にチャレンジしてみることをおすすめします。

作ったものを「インスタグラム」などにアップすると、沢山のイイねがもらえると思います。

評価が増えたら、「メルカリ」に出品してもいいかもしれませんね。

また街にでかけ、「小箱ショップ」に出しても楽しいかもしれません。

売れたら嬉しいし、たとえ売れなくても、あなたの作品がショーウィンドウに並んでることでワクワクできます。

お友達に「小箱ショップにおいてあるから見てね」っていうコミュニケーションも生まれます。

 

4  歴史の勉強をする

「歴女(レキジョ)」という言葉がありますが、もしあなたが仏像や神社仏閣、お城に興味があったら、それに関する本を読んだり、動画を見たり、図書館に行って専門書を読んだりしてみましょう。

もし中学や高校の時の教科書や参考書があれば、それを見てみるところから始めてもいいですね。

勿論、日本以外の・あなたが興味ある国の歴史を調べてみるのもいいと思います。

 

今は自粛生活しなくちゃなので、外出できませんが、将来、旅行に行けるようになったら、勉強したことにゆかりのある土地に行くとなお、いっそう旅が楽しくなりますね♪(旦那様に偉そうに解説しちゃったり・・・笑)

 

5  算数・数学のドリルを買って解いてみる

学生以来、算数や数学の問題を解く機会はおそらくないと思います。

「算数・数学」の問題を解くのは頭の体操になりますし、何よりも問題を解いて「解けた」瞬間は嬉しいです。

オトナのための算数・数学やりなおしドリル

 

問題を解いている時は集中しますから、「不妊治療」のことも頭から離れていることでしょう。

そして、丸印が沢山ついたドリルは、あなたの「自信」につながります。

 

 

6  英語以外の語学にチャレンジしてみる

あなたが今までに習ったことがない言語を勉強してみましょう。

今度旅行してみたい国の言語を勉強するのもいいですね♪

大学の時に勉強した第二外国語でもいいかもしれません。

 

かなりユニークな言語でも、今はスマホアプリで勉強することができます。

 

私も不妊治療中に「トルコ語」を勉強していました。
37歳の時に始めたのですが、文法が日本語に似ているため、英語より簡単でした!

 

 

7 楽器に挑戦してみる

あなたが音楽好きなら、何か楽器に挑戦してみることをおすすめします。

もし旦那様が楽器が弾けるようなら、一緒に演奏をして楽しむことができますよ。

 

ただし楽器によっては、住宅事情でできないものもあります。

一戸建て住宅で隣の家との距離がせあれば、どんな楽器でも大丈夫ですが、そうでなかったり、マンション住まいであれば、できる楽器は限られてしまいます。

 

エレキギターやキーボード類であれば、ヘッドフォンが使えます。

 

 

8  文章を書いてnoteなどで公開する

あなたが日頃思っていることや、読んだ本のこと、また、ここでおすすめしたことをやってみての感想を文章に書いてみてはいかがでしょうか。

日記に書き留めるのでもいいですし、「note」に書いて公開するのもいいでしょう。

「あなたが思い描いている理想の生活」というテーマで、物語風に書くのも面白そうですね。

 

「note」であれば、他の人から評価をもらえたり、感想コメントをつけてもらえるので励みになると思います。

勿論誰にも見せず、あなただけが読むというのでもいいと思います。

 

文章を書くというのは、あなたの考えをまとめ組み立てるという点で、これまでやったことがなかったあなたにとって新しいチャレンジになるでしょう。

 

ついでながら、「ブログ」に挑戦するのもいいかもしれませんね。

 

不妊治療後のことを考えてスキルを身につける

先程もお話したように、将来、仕事をしたり収入を増やしたいと思うかもしれません。

その時に向けて、スキルを身につける勉強をしてみることをおすすめします。

 

1  簿記を勉強する

なぜ「簿記」をおすすめするかというと、お金の流れを理解するための「基礎力」になるからです。

私は以前「簿記2級に一発合格されたおじゃがまるさん」のことをご紹介しました。

彼女が「簿記」の勉強を始めたのは、「資産運用」をするための知識として役立つと思ったからです。

子なし主婦のブログ ・紹介シリーズ 第一回目「簿記2級に合格したおじゃがまるさん」
これから私と同じように「子なし主婦の方のブログ」を不定期ではありますが、取り上げ、紹介していきたいと思います。...

 

株の短期売買や財務諸表を見るためにも「簿記」の知識は大いに役立ちます。

将来、資産運用をしたり、また将来、再就職や転職をする時には履歴書に書けたりなど、決して無駄にならない勉強です。

 

 

2  英語を勉強する

「英語」は誰しも、少なくとも中学、高校と勉強していますので、新しく何かを勉強をするよりも楽に始められます。

また、今は英語を勉強するアプリや、「オンライン英会話」など沢山ありますので、利用したいものです。

先程の「簿記」と同様に、資格試験を受ければ、再就職や転職の時に役に立つことも多いです。

私も現在「TOEIC」の学習をしています。

学生時代に「英語」が得意だったり、大学時代「英文科」だったあなたにはぜひおすすめしたいと思います。

 

英検であれば「準1級」、TOEICであれば「900点以上」あれば企業にある程度評価されます。

また、自宅で「翻訳の仕事」をすることも可能になります。



 

3 プログラム(HTML含む)の勉強を始める

 

私が一番おすすめするのはコレです!

再就職するにしても、自宅で仕事をするにしても、「プログラム」を勉強することは決して「無駄」なことではないと言えます。

なぜなら業界的にも、まだまだ「需要」があるからです。

プログラマーなら、自宅で仕事をすることも可能です。

 

プログラムって難しいんじゃ?
もしあなたが「英語」が得意なら、けっこう抵抗なく勉強できると思います。

 

実は30代の頃、プログラムをやろうと思ったことがあります。
全く知識はなかったのですが、「英語の構文」みたいな感じだったので、抵抗はありませんでした。英語が得意な人なら取り掛かりやすいと思います。

 

私は途中でプログラムの勉強をやめてしまったのですが、「続けていればよかった!」と後悔しています💦




3年間で1万人が学んだプログラミングスクールTECH::CAMPのオンライン説明会

なお、ブログのデザインを極めたいのであれば、「HTML」や「CSS」を勉強することもできます。

これも覚えておいて損をするスキルではありません。

私は20年近く前に自分で勉強しましたが、勉強しておいて良かったと思います。

今でも使えますし、「WEBデザイン」の仕事は、在宅でもできます。(私は以前やっていました。)

 

 

SNSとの付き合い方

最後に、「不妊治療をしているあなた」に私がおすすめしたいのは、

TwitterなどのSNSの時間を見直す

ということです。

「どうして?」って思いますか?

 

SNSの時間を今より減らす

 

あなたはそもそもなぜネットをしているのでしょうか?

「情報収集」のため?

「不妊治療」の情報収集は、一日30分程度で充分だと思います。

 

「意見交換」をしたいから?

その意見ってポジティブなものですか?

「なんでうまくいかないんだろう?」とか「あそこの病院は〜(ネガティブ意見)」、「あの人は妊娠したんだよね〜(でも私は・・・)」

なんてことばかり話していませんか?

もしあなたが、そんな状態だったら、SNSはやらない方がいいです。

 

たとえ、「不妊治療」以外の話題だとしても、あなたと異なる考えの人の意見を見たり、あなたの考えに対して反対意見を言ってきたり、批判されるようなSNSは、あなたの精神衛生のために良くありません。

 

他人の言動を見て、感情が右往左往するなら、SNSは害になります。

不妊治療をしていない時なら大丈夫ですが、不妊治療で精神的に不安定になっているあなたにとって、更にあなたを追い詰める可能性のある「SNS」は離れることをおすすめします。 

 

何よりも、SNSで時間を費やすより、先程挙げたような「新しいこと」にチャレンジしたり、「将来を見据えたスキルを身につける」ための時間を費やした方が100倍いいです。

 

勿論、いきなり「ゼロ」にしろとは言いません。

例えば、毎日「3時間」やっていたら、3時間→2時間→1時間…と徐々に減らしていきましょう。

 

まとめ

今回は

▶不妊治療をどうするか決められない時にどうするか

▶不妊治療をどうするか決められない時の過ごし方

ということについてお話しました。

2つ目の「過ごし方」については、いくつか具体的なことも提案させていただきました。

 

私が提案したもの以外でも、もっと方法はあると思います。

あなたに合う方法を見つけて下さいネ。

 

最後に…

「不妊治療を今後どうするのか」はなかなかすぐには決められないことだと思います。

それでも、いつか「どうするか決める時」が来ます。
「決めたい」と思う時がきます。

そういう気持ちが自然とやってくるまで、敢えて決めなくていいと思います。
居心地は悪いかもしれません。

だから、新しいことに挑戦したり勉強をして、
ネガティブな気持ちから逃げて下さい。

そして、そういう気持ちをコントロールしつつ乗り越えたら、
「強いあなた」になれると思います。

 

お読みくださりありがとうございましたm(_ _)m

 

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この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚30年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが当人同士はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつもお互い感謝し、二人で過ごす時間を大事にし、最終的には夫婦としてまとまっています。

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