心筋梗塞になった人が気をつけるべき食生活とは?管理栄養士さんにアドバイスもらいました

夫婦の健康

先日、私の旦那さんが心筋梗塞になったことについて書きましたが、縁あって先日、管理栄養士の方とお会いしてきました。

旦那さんのために、今後の食生活について相談したのですが、目からウロコだったことや、気づきポイントなどをシェアしたいと思います。

あなたや、あなたの家族で同じように心筋梗塞になられた方のお役に立てれば幸いです!

 

 心筋梗塞になった人が気をつけるべき食生活

心筋梗塞は、心臓に張り巡らされている「冠動脈」が詰まり、血液が流れなくなってしまう病気です。

私の旦那さんの場合、コルステロールがたまり、心臓に血液を送れなくなってしまいました。

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↑こちらの記事を先に読むと流れが分かります。

幸いにもすぐに手術をして2週間ほどで退院し、今では普通に生活を送っています。

しかし、毎日病院からもらった薬を飲んでいます。薬によってコルステロール値をコントロールしているおかげで、現在コルステロール値は平常です。

とはいえ、お医者さんから「2回目はないですよ」(=2回目に心筋梗塞になったら命の危険がある)と言われており、薬だけに頼らず食生活をかなり気をつけなくてはなりません。

 

気をつけるべき食生活のポイント

●コルステロールがたまらない食事をする
●塩分をひかえた食事をする

旦那さんが退院する前に「食事指導」というのを病院の管理栄養士さんが患者さんにするのですが、私もこの食事指導を旦那さんといっしょに受け、この時に、特にこの2点を強調されました。

これらは「成人病予防」のために気をつける点として、あなたもよく耳にされているかもしれませんね。

 

塩分をひかえるのはなぜ?

「コルステロール」をひかえるのは分かるのですが、なぜ「塩分」もひかえなくてはならないのでしょうか?

塩分過多になると「高血圧症」を起こしやすくなります。そして血圧が高くなると「動脈硬化」が進みます。

動脈硬化とは血管が固くなることですが、固くなってしまうと血液の通り道が狭まってしまいます。先程お話した「冠動脈」も同様です。血管の通り道が狭まり、血液が心臓に送れなくなってしまうことになります。

 

 

血管を強くする食事とは?

私が今回お会いした管理栄養士さんからは、

「血管を強くする」ことと「血管に負担をかけない」

ということをアドバイスをもらいました。

このことについて今回、詳しくお話していきます。

 

EPA&DHAの摂取

血管を強くするために、「EPA/DHA」を摂取するのが大事だということをまずアドバイスしてもらいました。

 

●EPA(エイコサペンタエン酸)もDHA(ドコサヘキサエン酸)も、いわし・さば・あじなどの青魚に多く含まれる「オメガ3脂肪酸」と言われるもので、動脈硬化を抑える効果があります。

EPAは血液をサラサラにして血栓を作らせない作用があります
DHAは血管や細胞の膜を柔らかくして血流を促します。
(DHAは脳神経の細胞の成分になる性質があるので認知症の予防になると言われています。)

 

今、お話したようにEPAやDHAは青魚に多く含まれています。


サントリーDHAセサミンのページより引用

これを参考にしながら、肉よりもなるべく青魚を食べるように心がけたいと思います。

 

ところで、先程お話した「オメガ3脂肪酸」は「不飽和脂肪酸」と言われているものす。

「不飽和脂肪酸」は植物や魚に多く含まれるもので、コルステロールや血圧を下げる効果があると言われています。

 

 

サプリを利用するのもあり!

そうはいっても、青魚を食べられない日もあるかもしれません。

管理栄養士の方からは「EPA/DHA」のサプリの併用をおすすめされました。

特に「このサプリがいい!」というメーカーやブランドの指定はありませんでしたが、ネットで探してみて、これがいいかなぁと思いました。

サプリのとりすぎは害があるといったネット情報もありましたが、サプリに書かれている説明のとおりに摂取すれば問題ないのではないかと思います。

1日の目安は4粒ということなので、一人だったら1ヶ月1個あれば大丈夫ですね。

(私の分も入れたら1ヶ月2個必要になりますが、青魚を食べる日もあるでしょう。2日に1日に青魚を食べればやはり2人でも1個で間に合うかな、と思いました。)

 

 

ナッツ類の摂取

ナッツ類もコルステロール値や血圧を下げると言われる不飽和脂肪酸を沢山含んでいます。

そしてナッツ類の中で一番、「オメガ3脂肪酸」を多く含んでいるのは、くるみ です。

勿論、その他のナッツ類(アーモンド、ピスタチオ、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ等)も不飽和脂肪酸が含まれています。

ナッツ類は「ビタミンE」も含まれています。ご存知のように「ビタミンE」は抗酸化作用があります。

抗酸化作用というと「アンチエイジング」を思い浮かべるかもしれませんが、血管が硬化するのを防ぐのも、まさにアンチエイジングですね!

 

ビタミン類の摂取

ビタミン類には「抗酸化作用」があります。

今お話したように、抗酸化作用=アンチエイジング ⇒ 血管の硬化を防ぐ ことにつながります。

特に、「ビタミンE / ビタミンC / ビタミン A」の摂取が必要です。

ただ、ビタミン類は食物からだけ摂るのが難しいので、「サプリの併用」を管理栄養士さんにおすすめされました。

こちらも特にサプリの銘柄の指定はありませんでしたので私の方で探してみることにしました。

こちらは12種類のビタミンとミネラルが配合されたサプリです。

今回はこれを注文してみることにしました。

 

血管に負担をかけない食生活

それでは「血管に負担をかけない」ためには、どんな食事をしたらいいのでしょうか?

ところで、私の旦那さんはお酒が大好きで、ほぼ毎日のように飲んでいました。時には午前中から飲むことも・・・💦(^_^;)

 

アルコールは血管に負担をかける

旦那さんがお酒が大好きだということを管理栄養士さんに話すと、

アルコール類もリスクですよ

と言われました。

病院の「食事指導」の時には、アルコールについては、そこまで「ひかえるべきもの」としては言われていませんでした。

では、「心筋梗塞になった人にとっての視点」で、「アルコールの弊害」についてお話をしたいと思います。

 

アルコールはビタミンやミネラルを分解する

管理栄養士さんによると、「お酒はビタミンやミネラルを分解」してしまうそうです。

先程、「血管を強くする食生活」のところで、ビタミンは抗酸化作用(アンチエイジング)があると言いました。

抗酸化作用とは老化防止のこと。動脈硬化も老化が原因です。

せっかくビタミンを摂取したのに、アルコールを摂ってしまうと分解されてしまっては元も子もありませんよね。

 

アルコールはコルステロールをためやすい

管理栄養士さんによると、「お酒はコルステロールをためやすく」なってしまうそうです。

実はコルステロールとは、体内で作るのが8割なのだそうです。(食物からの摂取はわずか2割)

ご存知かもしれませんが、アルコールの取り過ぎは、中性脂肪や悪玉コレステロールを増やす原因になります。

ちなみにこの2つの値が高くなると「高脂血症」と呼ばれる病気になり、動脈硬化症になりやすくなります。

 

このように、お酒を飲むと、ビタミンやミネラルを分解してしまったり、高脂血症になってしまったりして、「血管に負担をかける」ことになってしまいます。

 

ただ、「お酒」が好きな人が一滴も飲んではいけないと言われれば、それもストレスになってしまいます。

主婦A

「お酒がなくてはいられない」は危険ですが、「お酒がなくても大丈夫」という生活リズムを作ることが大事だと管理栄養士さんにアドバイスもらいました。

結論からいうと、「(アルコールは)ほどほどに」という極めて平凡なものになってしまうのですが、心筋梗塞になった人は「アルコールをなるべく摂らない」のが理想だと思いました

 

水分をよく補給する

「水」をよく飲むことも、心がけるべき点だと言われました。

なぜなら、水分をよく摂ることによって、体内の「塩分」の濃度を下げることができるからです。

(塩分の摂り過ぎが「高血圧」につながることは、いまさら書くまでもありませんね。)

ただ「水」よりは、体温を下げないためにも「お湯」の方が理想的なのだそうです。

 

その他気をつけるべきこと

直接、血管を強くすることとは関係ありませんが、

体温を上げることを意識するようにアドバイスをもらいました。

そして体温を下げないためにも、

・「加工食品」
・「砂糖」

この2つは避けるべきだということです。

体温が下がってしまうと、ガンになりやすいという話もききますね。

最近、日本人の体温が下がってきていることが話題になっていますが、加工食品を多く摂るようになってきたからではないでしょうか。

スーパーでもコンビニでも、売っているのはほとんど加工食品ですよね。

結局、「素材を選んで、自分で作る」という手間を怠ってはいけないということです。

 

まとめ

心筋梗塞になった人は、「血管を強くし、血管に負担をかけない」という意識を持つことが必要です。

今回はそのために必要なことをまとめましたが、ここでもう一度簡単にまとめたいと思います。

・EPA/DHAやビタミン(E・A・C)を摂取する
・上記2つはサプリで併用もできる
・ナッツ類を食べる
・水分を十分に摂る
・アルコール類はなるべくひかえる

 

また、管理栄養士さんが言っていたのは、

年齢は大きい

です。

 

50代を超えれば、もはや20代や30代の時と体がちがいます。体の色々な機能が低下しています。

食生活も大事ですし、その年齢に見合った生活スタイルにしていくこと(見直すこと)が必要であることを痛感しました。

 

お読みくださり、ありがとうございました。

 

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※今回お世話になった管理栄養士さんのホームページはこちらです♪(近日公開予定)

こちらをまだお読みになっていらっしゃらない方はどうぞ♪(この記事を読むと流れがわかります)

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この記事を書いた人
雫(しずく)

結婚30年を過ぎた子供がいない夫婦です。「仲がいいね」とよく言われますが当人同士はあまり実感がありません。お互い好き勝手なことをやりつつもお互い感謝し、二人で過ごす時間を大事にし、最終的には夫婦としてまとまっています。

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