我が子を抱く日を夢見ていたカップルにとって、不妊治療をやめる決断をした後に立ちはだかるのが、「不妊治療を終えた後の人生」です。

男性(夫)は今までどおり、仕事に戻っていきます。
けれど女性(妻)は、どうでしょうか?
女性は「不妊治療」のために仕事をやめて専業主婦になったり、正社員をやめてパートなどに切り替えたりしている人も少なくありません。
「戻る場所がない」と言ったら語弊があるかもしれませんが、孤独な世界に放り出されたような気になります。
何をやったらいいのか、目標を半ば失ったような感覚にさえなります。
私はこちらの記事で、「不妊治療をやめたあとどう生きていけばいいか」ということについて書きました。
その中で2つのことについて提案しましたが、もうひとつ大事なことを挙げました。
↓それがこれです↓
私は40歳になる前に不妊治療をやめ、42歳の時に「子供を作らない」決断をしました。
そこから10数年以上がたちました。
私たち夫婦が子供なしでやってこれたのには、いくつかの要素があると思いますが、一番大きいのは「2人で一緒に行動する時間が多い」ことではないかと思っています。
2人でどこかに出かけたり、ご飯を食べに行ったり、コンサートに行ったり….。
趣味嗜好が似ているところが多いので、2人で行動することができます。


このことから、「夫婦2人で行動できる共通のもの」をより多く持つことをおすすめしたいと思います
夫婦2人で一緒に行動できるためには、「夫婦共通の趣味」があるといいです。
というより、もし共通の趣味がなければ、敢えて共通の趣味を作ることをおすすめします。
そしてその趣味は、よりクリエイティブなものであるのが理想だと思います。
今回は、「夫婦で一緒の趣味」を見つけるためのヒントになればと思い、この記事を書きました。
この記事には




ということが書かれてあります。
この記事は、2019年12月28日に「不妊治療後」の夫婦の生活について、何かの参考になればと思い書いたものをリライトしたのもです。
夫婦で一緒にできる趣味を見つけよう!
なぜ私が、夫婦で一緒にできる共通の趣味を見つけることをおすすめするのか・・というと、
『夫婦で同じ方向を向く』ことができるからです。


今までは「不妊治療」で、ともに協力し合っているので、夫婦で同じ方向を向いていたと思います。
しかし、不妊治療をやめることで、夫婦でバラバラ、違う方向を向いてしまうことになるかもしれません。
そうなると、夫婦としての結束力も弱くなってしまいます。
(こんなことは、私が言うまでもなく、想像できるかな、、と思います。)
夫婦で一緒にできる趣味を見つけるのは難しい?
「今更、夫婦で一緒にできる趣味なんて難しい」と感じるでしょうか?


「不妊治療」という共通の目標を取ると、意外と2人の趣味や嗜好が違ったりすることに気がつくかもしれません。
例えば、旦那さんはアウトドアが好きだけど、あなたはインドア派かもしれません。
旦那さんは和食が好きだけれど、あなたはフレンチやイタリアンが好きだったりしませんか?
旦那さんはロックやJazzが好きだけれど、あなたはK-Popが好きかもしれませんよね。
でも、「趣味」を考える前に、結婚した時を思い返してみてください。
2人には何らかの「共通項」があったはずです。


だから、それに盛り上がり交際が進み、結婚に至ったのではないでしょうか?
「恋愛結婚」だったのであれ、「お見合い結婚」だったのであれ、まずは、2人がどんなものが好きで、どんなことに興味があるのか、もう一度思い返してみましょう♪
再度、お互いのことを知ることがスタートです。
そうしていく中で、夫婦が続けられそうな一緒にできる趣味が見つかっていくことと思います。
夫婦で一緒にできる趣味を見つけるポイント
私が「夫婦で一緒にできる趣味」としておすすめしたいのは、「クリエイティブ」なものです。
「クリエイティブ」というのは、『2人で何か1つのことを創り上げていく』ということです。


趣味というと、2人で「食べ歩き」をしたり、「映画」や「コンサート」に行く、などようなものを思いつくと思います。
勿論、これは悪くないのですが、これらは「消費」するものです。
食べ歩きも、映画やコンサートも2人で楽しい時間を過ごすことができるのは確かです。
でも、それで終わりです。思い出が残るかもしれませんが、多分一ヶ月もすれば忘れます。
そうではなく、2人で一緒にやって形に残ったり、形に残らなくても忘れないようなものを趣味に選ぶことをおすすめします。


なぜなら、夫婦でクリエイティブな趣味を持つことが、夫婦としての結束力につながると思うからです。
ただ、この時に気をつけたいのは、
●義務にしない
●無理にプロを目指そうとしない
「絶対、この日・この時間にやらなくてはいけない!」と義務にしまうと負担になってしまいます。
勿論、続けているうちに更に極めたいと思って、高い目標を持って頑張りたいと2人が思うのであれば、それもいいことだと思います。
大切なことは、『夫婦で一緒に楽しむ』ということです。
夫婦で一緒にできるクリエイティブな趣味とは?
「でも、何か作る(創る)なんて、私にはできなーい!」
そんな風に思うかもしれませんね。
そこで、比較的手軽にできる「クリエイティブ」な趣味について、7つを例としてご紹介したいと思います。
1. 夫婦で一緒に料理を作る
出かけずに家の中でできる趣味です!
例えば、「今日は2人で中華料理を作ろう!」と決めたとします。
次に2人で一緒に「メニューを考えます」
もし食材が足りなければ一緒にスーパーに行きます。
そのスーパーで新鮮な気付きがあるかもしれません。
食材一つ買うのでも、旦那様と会話になります。
また、旦那さんが料理をうまく作れないようなら、あなたはアドバイスできますよね。
一緒に作った料理食べて感想を言い合ったり、「ここはこうしたほうが良かった」とか、「次回はこういう風にしよう」と、楽しいコミュニケーションができますね。
作る時も、お皿を洗うのも2人で協力し合ってします。
そして2人で食べ歩きをする場合には、味付けや盛り付けを勉強するという楽しみも出てきますね!
テーブルウェアに凝ってみるのもいいかもしれませんね。
お気に入りのレストランと同じ器やグラスを使うと、家で食事をしても雰囲気が変わります。
2. 夫婦でパズルを作り上げる
こちらも家でできる趣味です。
ここで言う「パズル」とはジグソーパズルのことです。風景や絵画など、美しくてなるべく大きいものを選んで下さい。
ちなみに、こちらは 世界遺産 シャンボール城です。1000ピースもあるそうですよ!
気が向いた時や気分転換の時にできます。
夫婦2人で一緒にやってもいいですし、あなたが一人の時に暇つぶしの時にやってもいいです。
時間はかかるかもしれませんが、完成した時の喜びはひとしおです。
ちなみに 上のシャンボール城はできあがりが、49x72cmとけっこう大きいですので、できあがったら、額縁に入れて飾っておくのをおすすめします。
パズルで名画コレクションをするのも楽しいかもしれませんね!


私も夫婦で訪れたギリシャのサントリーニ島の風景のパズルを買いました。
(まだ完成していません💦)
3. 夫婦で英会話を習う
夫婦で一緒に何かの習い事に出かけることも、クリエイティブな趣味ですね。
「英会話」以外にも習い事はあります。
しかし「英会話」は、「再現性」が高いのです。
つまり、家でもできるのです。今日習った英語の表現を2人で英語で話すこともできます。
また、海外に旅行に行った時に役に立つこともあるでしょう。
「あの時に習ったあの単語・表現だよね!」と喜びもひとしおです。
英会話は目には見えないけれど、「英語・会話力」というスキルが身につきます。
一緒に何かを学び、それを活かすという趣味が見つけられたら最高ですね!
そんなことから私は「英会話」(または2人で興味のある国の言葉)を夫婦で習うことをおすすめしたいと思います。


英会話以外でも夫婦で興味のあることを一緒に習ってみるのも良いと思います。
4. 夫婦で釣りやキャンプをする
こちらは「アウトドア」な趣味です。
もし旦那さんが「釣り」が趣味であれば、教えてもらえるので、ちょうどいいですね!
「テントを張ったり、キャンプ生活をするセッティングをする」
日常とは異なる場所で料理を作ったり、テントを設営したりするのは、夫婦で協力して1つのことを「作り出す」ということですね。
美しい景色や自然を楽しめるという素晴らしさもあります。
5. 夫婦で楽器を習う・演奏する
もし、旦那さんかあなたがギターやピアノを弾けるようであれば、一緒に何か1つの曲に取り組んでみてはいかがでしょうか?
「何も楽器を弾けない!」という人でも、小学校の時に、リコーダー(縦笛)やハーモニカ・鍵盤ハーモニカなど習ったのではないでしょうか?
夫婦のどちからが「歌う」のでもいいかもしれません。
ただ、マンション住まいだと部屋で楽器を演奏することができないかもしれませんね。
その場合には、暖かい季節であれば近くの公園に行って練習したり、音楽スタジオがあれば、そこで2人で個人練習に入ることもできます。
録音して後から聞いてみると、「もっと上手になりたい!」と盛り上がるかもしれません。
また、音楽好きの夫婦の友達がいれば、合同で練習するのも楽しそうですね!


ちなみに私たちは銀婚式の結婚25年目の時に、旦那さんがギター、私が歌を歌って録音をし、記念にとってあります。
6. 菜園を借りて夫婦で野菜をつくる
こちらも、アウトドアな趣味です。
もし、あなたの家に広い庭があれば、家の庭を利用して野菜を作れますね。
庭のないマンションやアパートに住んでいる場合には、まずは畑を貸してくれるところを見つけましょう♪自治体で斡旋している場合もありますよ。
野菜づくりで学ぶことも多いでしょうし、何より夫婦で一緒に協力して出来上がった新鮮な野菜をいただくのは最高の喜びと楽しみにもなるでしょう。
また、この野菜を使って、2人で料理を一緒に作ってもいいですね!
7.「消費型の趣味」を「クリエイティブ型」に変える


「消費型の趣味」しか考えられない〜!「クリエイティブ型の趣味」なんて見つけられな〜い!…そんなあなたに、とっておきの秘策をお伝えします。
例えば夫婦2人が「食べ歩き」が趣味だった場合。
2人で「食べ歩き」をする時に動画に撮ります。
2人で動画の編集をして、夫婦のYouTubeチャンネルを作り、そこに動画をアップロードしてみましょう。
編集をする時に、音楽やテロップ(文字入れ)に凝ったりしてもいいですね。
2人で相談しながらするとコミュニケーションが生まれます。
アップロードして友達に見てもらってコメントをしてもらったりしたら楽しそうですね。
動画編集も、今は編集用アプリが沢山あり、とても簡単にできるようになっています。
「動画」が面倒くさいようであれば、「夫婦のブログ」を作って、そこに食べたものの写真を載せてもいいですね。
「消費型の趣味」は、記録に残す作業をすることで、「クリエイティブな趣味」になります。
ドライブ(に行く)も映画やコンサート(に行く)も、行ったらそれで終わりではなく、目に見えたり、形に残るようなものを意識すれば、クリエイティブなものになりますよ♪


記録に残す媒体は「1つ」のものにまとめることをおすすめします。
1つの動画チャンネル、1つのブログ、1冊のノート等。
まとめ
今回は夫婦で一緒にできるクリエイティブな趣味、6つと、消費型の趣味をクリエイティブな趣味に変える方法についてご紹介させていただきました。
私が挙げた例の他にも、夫婦2人が楽しめるクリエイティブな趣味はあると思います。
そして、できるなら1つだけではなく、複数の趣味を持てるといいと思います。なぜなら、それだけ夫婦で一緒の時間を過ごせるからです。
「夫婦」としての結びつきを更に強めることができるような趣味を、あなたが見つけられることを願っています。


私は子供がいなくても夫婦2人で人生を楽しんでいます。
お読み頂きありがとうございました。
この記事は、2019年12月28日に「不妊治療後」の夫婦の生活について、何かの参考になればと思い書いたものをリライトしました。
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