歌手の大黒摩季(おおぐろまき)さんが、今年2019年の4月に離婚していたことを最近になって明かしました。
理由は、サンスポによると、
子供に関するジレンマに悩まされ続け、「消えない罪悪感を背負いながら二人で生きてゆくよりも、一人になって彼の幸せを純粋に応援していくほうが潔い、その方が私らしいと気づきました」と決意した。
(引用「サンスポ」:https://www.sanspo.com/geino/news/20191222/div19122205010001-n1.html)
「子供ができなかったから離婚した」という風に読み取れるのですが、あなたはどう感じますか?
実は大黒さんは不妊治療をしていましたが、子宮疾患のため、代理母出産に挑戦していたといいます。
旦那さんとの仲もけして悪くなかったようなのですが、その一方で、旦那さんは他の女性との間に子供ができます。

いったい、どういうことなんでしょうか?
旦那さんとは2年ほど前から離婚の意志が固まっていたともいいます。
子供ができないことが負い目になってしまったのでしょうか。
別の女性と旦那さんの間に子供ができたから離婚したということなのでしょうか。
勿論、夫婦のことは当事者である夫婦にしか分かりませんが、同じく不妊治療を経て、最終的に断念したという同じ経験を持つ私としては気になりました。
子供がいなくても「夫婦2人で生きていく」という選択は難しかったのだろうか?と思ったのです。
そこで、大黒さんの今までの経緯を調べてみることにしました。
大黒摩季の旦那はどんな人?
大黒摩季さんが結婚したのは2003年11月。30歳のときでした。
相手は1歳年下のIT関連の会社に勤める会社員。2人の出会いは合コンだったそうです。
約一年の交際を経て2人は結婚します。
大黒摩季が活動休止をした理由
結婚後も芸能活動を続けていた大黒さんですが、2010年8月に13枚名のアルバム(「すっぴん」)をリリース後、無期限の活動休止を宣言します。
理由は不妊治療に専念するためでしたが、実は、大黒さんは同時に子宮疾患をかかえていたのでした。
大黒摩季の不妊治療
大黒さんの子宮疾患が発覚したのは1996年の頃だったそうです。まだ結婚前ですね。
重度の「子宮腺筋症」と、それだけでなく「左卵巣嚢腫=子宮内膜症性のチョコレート嚢腫」、「子宮内膜症」、「子宮筋腫」も併発していました。
子宮や卵巣、卵管が癒着し、子宮全体が大きく腫れ、他の臓器を圧迫している状態だったといいます。
活動休止を発表した当時は痛くて歩くことも困難でした。
この頃のインタビューで大黒さんはこのように語っています。
「これらを軽減する為に一番の方法が妊娠でもあるので、度々体外受精も行ってきましたが、やはりこのハードな仕事の中では流産を繰り返すばかりなので、こちらも治療と共に集中的、集約的に行わなければならない」と過去、数度にわたって流産していることも告白。「治療に急を要する為、活動休止ということになりました」と苦しい胸の内を明かしている。
(オリコンニュースより引用:https://www.oricon.co.jp/news/79370/full/)
ただでさえ、「不妊治療」はつらいものです。しかも大黒さんはこのような深刻な状態の中で不妊治療を行っていたのです。
芸能人に限らず、不妊治療を自ら明かす人はそう多くありませんが、大黒さんがインタビューで病気や不妊治療のことを明かした理由は、
「私がこの現状をお知らせすることで同じ病気をもち、一人で悩み苦しんでいる女性の皆さんの励みやちょっとした参考になって頂ければとも思い『すっぴん』公表いたしました」と、病状を赤裸々に公表した真意も明かした。
(オリコンニュースより引用:https://www.oricon.co.jp/news/79370/full/)
と語っています。
とても勇気のある女性だなぁと思いました。
代理母出産を決意
2015年11月。大黒さんは受精卵を凍結をすることにしたのです。そしてその後、子宮全摘出の決断をします。
「卵自体はグレードも高く発育も良かったのに、子宮が病気まみれだったため、何度も死んでいった。自分の子宮で子どもを殺したという気持ちだった。“諦める”というよりは、自分の“TRYを終える”んです」
(引用:https://dogatch.jp/news/tbs/41677/detail/)
彼女は凍結した受精卵を使って「代理母出産」をする決意を固めました。
ところが受精卵はなかなか着床しなかったようです。
そして2017年の秋。最後の受精卵が着床せず、結局、大黒さんは代理母出産も諦めざるを得なくなりました。
大黒摩季の旦那は不倫していたのではない?
大黒さんは2017年の暮れには離婚を心に決めたのだそうです。
代理母出産を諦めたのが2017年の秋ですから、本当にすぐの決断ですね。
翌年2018年の初頭には、旦那さんもそれに合意したといいます。 しかし、
元夫から「一緒にいよう」と提案もあったが「あなたの幸せになった方がいいよ」と納得してもらったという。
(日刊スポーツより引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-12220416-nksports-ent)
旦那さんから「一緒にいよう」と言われたのに、大黒さんの離婚の意思は固かったようです。
ところで、大黒さんの旦那さんは、2018年の後半に別の女性との間に子供が生まれています。
大黒さんと旦那さんが離婚の合意に至ったのが2018年の初頭。しかし離婚届けはそれから1年以上もたってから提出しています。
時間を計算すると、大黒さんの旦那さんは離婚を決意してすぐに、別の女性を探し、交際2ヶ月しないうちに結婚を前提に付き合ったということになります。

離婚の合意が得られているとはいえ、籍が入っているうちに別の女性の子供が出産…なんとなく気持ち的にスッキリしません。
しかし、大黒さんはこの女性の出産について、
私の待望の子でもある。(パートナーの方について)あげられなかったものを生んでくれた人なので彼女には大感謝」と感謝の意を示した。
(日刊スポーツより引用:https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191222-12220416-nksports-ent)
と、女性に感謝さえしているのです!
そして更には、
この日の出演を決意した理由について「私が守りたかったのは、ささやかな彼(元夫)らの生活。私は選んだ道だけど、生まれてきたおチビは、大黒摩季おばちゃんなんて知らない。その人のあおりで10年後に記事を見て、それこそ不倫だなんだっていうのを見たら、その傷を誰が終えるんですかって思うから私が引き受ける。
(引用:スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20191223-OHT1T50034.html)
私がハンコを押して、お互いにかわしたその日が離婚の日だから、私は不倫じゃないと思っている。やわらかな恋愛をして、普通に産まれた子だから、そういう子を責めないで頂きたいので今日出てきました。一般人ゆえ、これにてそっとしておいてあげてください」と元夫の家族への配慮を呼びかけた。
(引用:スポーツ報知 https://hochi.news/articles/20191223-OHT1T50034.html)
大黒さんは、別れた旦那さんは勿論、相手の女性とその子供にさえ配慮する様子を見せています。
世間がどうであれ、大黒さん自身は、旦那さんと別の女性は「不倫」ではないと言い切っています。
気持ちの大きな女性だなぁと思いました。
同時に、彼女は旦那さんをまだ愛しているのかもしれないなと感じました。
大黒摩季と旦那の離婚に世間では・・・
大黒さんの離婚に対してネットでは、このように見ている人達がいます。
大黒摩季の離婚、同じ女性として胸がとても締め付けられる。16年も不妊治療したけど子どもが出来ず、離婚前に夫が他の女性と関係を持ちサクッと妊娠。「夫の幸せを考える人生に」と気丈なコメントを出してるけど、その言葉と決断の裏には沢山の悲しみや悔しさがあっただろうな。
— あみん (@aming5555) 2019年12月21日
大黒摩季が離婚した記事を読み、夫婦って何なんだろうと思ってしまう。子供ができないことは、結婚を継続し難い理由になるのだろうか。子供がいなければ夫婦でもないってことなのかね。子供がいても空っぽの夫婦もいるのに、子供が欲しいというだけでつながる男女って一体何なんだろう。
— jr (@joseph_jr___) 2019年12月20日
大黒摩季も磯野貴理子も、不妊で離婚して相手を責めずに送り出しててカッコいいなと思う反面、この神対応がスタンダードにならないといいなと思う
世の中そんなかっこいい対応ができる人ばかりじゃないから— 二階堂 (@dielain) 2019年12月21日
わたしもこのツイートに同意見です!
表には出さないけど、大黒さんはとても苦しんだのではないでしょうか。
まとめ
結婚後、子宮疾患に苦しみながらの不妊治療。更には代理母出産への挑戦。この間、芸能活動はストップしています。
女性である大黒さんに多大な負担がかかっているように思えます。
夫婦でこれだけ大変な経験をしてきたのに、「子供がいない人生を2人で一緒に歩んで行こう」とならないのは、結局はこの2人はそれだけの「縁」がなかったのではないかと思います。
勿論、旦那さんは「一緒にいよう」と言ってくれたと言いますが、意外とあっさりと他の女性と子供を作ってしまうのを見ても、「夫婦としての結びつきが弱かった」のかな?と感じます。
おそらく、旦那さんは「子供が欲しい」という思いが強い人だったのかもしれませんね。
そして、そんな雰囲気と負い目感に引きずられながら生きていくよりも、自分のキャリアを極めていきたいという大黒さんの心理があったのかもしれません。
私も不妊治療の終了を決めた時に、これからは仕事に専念しようと思いました。そこに悲壮感はありませんでした。その時のことを思い返すと、私は大黒さんの気持ちは理解できるような気がします。
今回の大黒さんの離婚で、夫婦とは結局、「縁」ではないかと更に強く感じました。
今ある「縁」を大切にしましょう♪
そして大黒さんのこれからのますますの活躍を期待しています!
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