私は少しでも旦那さんに長生きして欲しいと思っています。
あなたはどうですか?
わたしの旦那さんは2019年の6月に心筋梗塞の手術を受けました。
その時のことについてはこちらに書いています。

この一件があってから、私は「死」というものを、より身近に感じるようになりました。
担当医にも「二回目はない(次回心筋梗塞になった時は「死」である)」とも言われています。
私も旦那さんも50代の半ばです。勿論、2人とも100歳まで生きれるなんて思っていません。
しかし、あと20年位は夫婦2人とも健康で暮らしたいと思っています。

「健康」というのは、日常生活において自分達の足で歩ける状態です。
ところで、厚生労働省の「簡易生命表」の最新データによると、
でした。
余談ですが、世界では第1位は男女とも香港(男性:82.17歳 女性:87.56歳)です。
上のデータを見ると、日本では女性の方が男性より6年長生きですね。
同い年である私たち夫婦。
つまり晩年の6年間は私ひとりで過ごす可能性が高いのです。
しかも心筋梗塞をわずらったことのある旦那さん。健康で何も持病のない人と比べればリスクが高い体です。
『6年だって十分長いのに、それ以上独りでなんて生きていけない!!!(泣)』
落ち込みそうです💦
一人でいるとふとそんなことが頭をよぎることがあります。

前置きがすごーーく長くなりましたが、今回はそんな私が「旦那さんを長生きさせるために妻として気をつけていること、やっていること」についてお話したいと思います。
もし、あなたが私と同じように「旦那さんに長生きして欲しいっ!」って切に願っているようでしたら、是非、チェックしていただければと思います。
夫に長生きさせるための妻の心構え
夫を長生きさせるには、妻による「夫の健康管理」が必要です。
なぜなら、「健康」の中で比重を占めるのが「食事」だからです。
旦那さんが食事を作っている家庭もあるかもしれませんが、ほとんどの場合、奥さんが作っているのではないでしょうか。
つまり食事の管理ができるのは「妻」です。
しかし!!!
その前にもっと大事なことがあります。
それは、まず妻であるあなたが「健康的な暮らし」をすることです。言い換えると、
これが旦那さんに長生きしてもらうためのスタートだと思います。
あなたが不健康な暮らしをしていたら、旦那さんはそれにひきずられてしまいます。
また、あなたが夜更かしや寝坊ばかりしていたり、甘い物ばかり食べて野菜を食べなかったら、旦那さまはあなたの言うことを聞くでしょうか?
夫の健康管理で大事なこと
「夫の健康管理」をするときに、上から頭ごなしに上から目線で、「あれをやれ」、「これをやれ」と言う命令口調の態度は避けるべきだと思います。
その代わり、「夫婦一緒に健康管理をする」ことをおすすめしたいと思います。

20歳以上年下の旦那さんなら話は別ですが、男性って、案外プライドが高い人が多いですよ。
上から命令したり、頭ごなしで否定的な言い方や態度をしたら喧嘩になると思います。
「あなたのためだから」という押し付けの言葉ではなくて、「一緒に健康でいよう♪」という「誘う」ような言葉を選ぶといいと思います。
夫を長生きさせるために妻の私がやっている10のこと
現在私が、『旦那さんを長生きさせるためにやっていること・心がけていること』は次の10個です。
2. 夫婦でスクワットをする(1日30回以上)
3. 夫婦の消灯時間を設ける
4. 休肝日を設けてもらう
5. タバコを吸わないようにしてもらう
6. 糖分ひかえめの食事を心がける
7. 動物性脂肪を減らす
8. 料理を少しずつ薄味にする
9. ありがとう」と感謝の言葉を言う
10. 夫婦でストレッチをする
それでは、この10個について、詳しく説明していきます。
1. 夫婦で一緒にウォーキングをする
『The Doctor on Demand Diet』の著者、メリナ・B・ジャンポリス医学博士は、ウォーキングは健康のための行動で一番効果があり、さらに一番気軽にできるものだと言います。
(MSN ライフスタイル より引用)
年齢がいけばいくほど足腰が弱ってきます。
また、若くても、運動不足による肥満は色々な病気を誘発します。
二人でジムに行って運動するのもいいのですが、いざジムに行くとなると、億劫に感じることはないでしょうか。
また、ジムに行っても同じマシンを使えるとは限りませんし、二人で違うメニューをこなすこともあるでしょう。
その点、ウォーキングであれば、好きな時に一緒にできます。
ウォーキングは一日30分位が目安。
夫婦二人でお散歩感覚で歩けば、30分なんてあっという間です。
普段会話の時間がなければ、ウォーキングでお喋りする機会を持つこともできます。
2. 夫婦でスクワットをする(1日30回以上)
足腰を鍛えるためには「スクワット」が一番手軽で効果的ですね。
実はスクワットは腹筋を鍛えるにも有効です。
亡くなった女優の森光子さんは朝夕に毎回75回スクワットをしていたそうですし、黒柳徹子さんも毎日100回しているそうです。
スクワットは「1日に30回」が理想的だと言われていますが、足腰が弱い場合には最初から無理をせず、1日に10回から始めるのがいいでしょう。
または時間を決めて、たとえば「30秒間だけスクワットをやる」というのもありですね。
(30秒あると20回ぐらいできると思います。)
3. 夫婦の消灯時間を設ける
旦那さんが病院から退院してから、「わが家の消灯時間」を決めるようになりました。
勿論、仕事の勤務体系によっては夫婦で同じ時間帯に睡眠時間を取れないケースもあるかもしれませんが、可能であればなるべく同じ時間に寝て、同じ時間に起きるのが理想的です。
寝る時間がバラバラだと睡眠リズムが崩れてしまい、「良い眠り」ができません。
また短時間睡眠は「健康寿命」を縮めてしまう原因にもなってしまいます。
もし今まで夫婦でバラバラに、勝手に好きな時間に寝ているようであれば、この機会に、これからはお互い寝るときには声がけをして、一緒に寝るようにしてはいかがでしょうか。
4.休肝日を設けてもらう
もし旦那さんがお酒を好きで毎日のように飲むようであれば、一週間に1〜2日はお酒を飲まない「休肝日」をお願いしてみましょう。
適量であればお酒は体にいいと言われてはいるものの、長期に渡って大量の飲酒をしていると、肝硬変などの肝臓障害が引き起こされてしまいます。
また、肝臓でアルコールが代謝される際には中性脂肪が蓄積していきます。
この蓄積した脂肪=「脂肪肝」は動脈硬化にもつながる可能性があります。
アルコールを飲む時には、おつまみをいっしょに取りますよね?
このおつまみ、味の濃いものやカロリーの高いものが多くありませんか?
これも中性脂肪として、あわせて体にたまっていきます。
臓器を休ませてあげるためにも、『休肝日』を設けることを強くおすすめします。
(勿論、この日は奥様もアルコールをお休みして下さいね♪)
5. タバコは吸わないようにしてもらう
私の旦那さんは基本的には、現在タバコは吸いません。
しかし若い頃は吸っていました(ちなみに私もです💦)。
ご存知のように、タバコは「百害あって一利なし」とも言われています。
・タバコによって引き起こされる害
タバコによって引き起こされる害は30種類。近年明らかにされた白内障、歯周病などの健康影響を加えると50種類にも及ぶとされています。
内訳としては、ガン−肺ガン、咽頭ガンなど10種、循環器疾患−血管収縮、心筋梗塞、狭心症、脳卒中など、消化器系−胃潰瘍、十二指腸潰瘍、食欲低下など、妊娠合併症、ビタミンCの破壊、免疫機能の低下、善玉コレステロールの減少、運動機能の低下、知的能力の低下、寿命の短縮、タバコ代による経済的消失などが挙げられます。(NIPRO「すこやかネット」より引用:https://www.nipro.co.jp/sukoyakanet/12/02.html WHO調査結果)
上の引用をさせていただいたページ「(WHO調査結果」がベース)によると、
「タバコ1本あたり5分30秒の割合で寿命が短くなっている」
といわれているそうです。(1日に概算すると1日20本では110分)
・・・とはいえ、タバコが好きで今まで吸ってきた人に、いきなり「禁煙」は至難の業です。
しかし今挙げた病気の数々のリスクを考えると、やはり少しずつでも一日のタバコの本数を減らしていくのが賢明と言えます。
もし旦那さんがタバコを吸うのであれば、一週間のうち1〜2日はタバコを吸わない日を徐々に増やしていくように提案してみましょう。
私たちは引き続き、「タバコを吸わない(吸う生活始めない)」ようにしています。
6. 糖分ひかえめの食事を心がける
旦那さんが料理をするというのでない限り、食事の管理は奥さんができるので、お酒やタバコをやめてもらうようお願いするよりは、簡単ですね!
最近では、「糖分ひかえめ」の食材も出回っているので、そういったものに切り替えてみましょう。
また、「糖分ひかえめ」のメニューが載ったお料理の本もたくさん出ています。
作りやすそうな一冊を買って、今まで作っていたものと比較、研究してみるのもいいですね!
なお、糖質が多い食事を続けていると、糖尿病を引き起こすおそれがあるだけではなく、内臓脂肪がたまり、血管を収縮させてしまいます。
その結果、「アルコール(休肝日をもうけてもらう)」のところでもお話したように、
脂肪肝がたまり動脈硬化を起こしたり、血管が収縮することで高血圧となり、心臓発作や心筋梗塞、脳卒中が起きやすくなってしまいます。
くれぐれも注意したいものです。
7. 動物性脂肪を減らす
糖分をひかえめにするほかに、「動物性の脂肪を減らす」ことも、病気のリスクを減らすことにつながります。
動物性食品とガンの関係はまだ不明なところが多く結論は出ていません。
しかし、
動物性たんぱく質の多い食品には、コレステロールやプリン類、飽和脂肪酸など、長期的に健康に害を及ぼす可能性がある物質も含まれています。
(ネスレHPより引用:https://www.nestle.co.jp/nhw/nutrition-basics/protein)
ということなので、「動物性タンパク質」の摂りすぎには注意が必要だと思います。
よく世間では、「肉より魚がいい」と言われています。しかし一方で「いやいや、そんなことはない」「高齢者ほど肉を食べた方がいい」という説もあります。
どちらが正しいのでしょうか?
ちなみに、肉には脂質が含まれていますが、この脂質は生活習慣病につながる最大の原因とも言われています。
脂質を構成する脂肪酸には、大きく分けて飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類があり、肉類に多く含まれているのは飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸には、血液中の中性脂肪やコレステロールを増やす作用があり、とりすぎると脂質異常症を引き起こします。(全国健康保険協会HPより引用:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4501/p005)
中性脂肪やコレステロールが増えてドロドロになった血液は、血管を傷めて動脈硬化を進行させます。肉類中心の偏った食生活を続けていると、やがて狭心症や心筋梗塞などの心疾患、脳出血や脳梗塞などの脳血管疾患といった命に関わる病気につながることがあるのです。
(全国健康保険協会HPより引用:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4501/p005)
これに対して、魚中心の食事は、動脈硬化を予防すると言われています。
青魚(サンマ、イワシなど)などに多く含まれる脂質は、DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)などの不飽和脂肪酸で、血液中の中性脂肪やコレステロールを低下させる作用などがあり、脂質異常症や高血圧、動脈硬化、心疾患、脳血管疾患など、生活習慣病の予防に役立つことがわかっています。
(全国健康保険協会HPより引用:https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g4/cat450/sb4501/p005)
このあたりの情報は有名なので、既に知っていたかもしれませんね。
実は、私は「肉類」が大好きだったのですが、2ヶ月位前から「魚中心」の食事に切り替えました。
それは旦那さんが退院する時に行われた「食事指導」でも管理栄養士さんからもそのようなアドバイスをもらったからです。
また、医師からもそのようなことを退院数日前の指導で言われました。
医師のアドバイスは、やはり大きいですよね〜。
8. 料理を少しずつ薄味にする
和食は体にいいとは言われますが、どうしても塩分が多い濃い味のものが多いですね。
これも、前述の管理栄養士さんの指導だったのですが、旦那さんの食事は「塩分はひかえめ」にするように言われました。
この指導があってから、わたしは軽量スプーンを買い替えて、減塩醤油を使うようにしています。
ちなみに、上の醤油のように、遺伝子組換えしてない大豆を使った減塩醤油だと、更に安心ですよね。
旦那さんは私よりも「濃い味・しょっぱい味」が大好きだったので、大丈夫かな?と思いましたが、案外慣れるものですね。
2ヶ月ほどたった今は、薄い味でもなんとか食べれるようです。
また「お味噌汁」も今まで朝と夜に2杯にしていたものを、朝(もしくは夜)に1杯に減らしました。
なお、こちらも既に有名な話なのでご存知かと思いますが、
塩分のとりすぎは、高血圧や動脈硬化、腎臓や尿路結石の病気の原因になります。
そして、塩分を摂り過ぎるとカルシウムの排泄量が増え、骨のカルシウムが流出してしまうので、「骨粗鬆症」を引き起こすこともあるそうです。
これは旦那さんより、女性である貴女は要注意ですね!
9.「ありがとう」と感謝の言葉を言う
長生きのためには、「ストレス」をためないこともポイントです。
ストレスになるものやストレスの原因は人によってさまざまです。そしてストレス解消法も人によって異なります。
しかし、「ありがとう」と他人に言われて悪い気分になる人はいません。
「人に感謝されている」、「人から必要とされている」と思うと、穏やかで前向きな気持になれるものです。
旦那様に、ちょっとしたことでも「感謝の言葉」を伝えてみましょう。
旦那様だけではなく、あなたの気持ちも穏やかで元気なものになると思います。
「生きていてくれて、ありがとう」 「あなたが生きてくれているだけで嬉しい」 「ずっと生きていてほしい」 |

照れないでこの言葉を言えるなら、きっと旦那さんは嬉しいと思いますよ♥
10. 夫婦でストレッチをする
「ストレッチ」は、筋肉の柔軟性を高めて怪我の予防をしたり、疲労回復の効果が期待できます。
また、ストレッチによって代謝量も上がりますので、メタボ防止にもなりますね。
最近ではリラクゼーションの効果も明らかになってきたようですので、ストレス解消にもいいかもしれません。
また、夜寝る前に軽くストレッチをすると「眠りの質」がアップするとも言われています。
普段仕事で忙しい夫婦なら、消灯前の時間に5分程度ストレッチをする時間を見つけてみることから始めてみましょう。
ちなみにわたしの両親はストレッチを日頃の生活に取り入れています。
二人は現在83歳。どちらも健在で、自分の足で歩いています。
まとめ
今回は旦那さんに長生きして欲しいと思っている、奥様であるあなたのために、現在私がやっていること、心がけていることについて書きました。
2. 夫婦でスクワットをする(1日30回以上)
3. 夫婦の消灯時間を設ける
4. 休肝日を設けてもらう
5. タバコを吸わないようにしてもらう
6. 糖分ひかえめの食事を心がける
7. 動物性脂肪を減らす
8. 料理を少しずつ薄味にする
9. ありがとう」と感謝の言葉を言う
10. 夫婦でストレッチをする
上に挙げた10個の方法はどれも簡単なことなので、既にあなたもどれかをやっているかもしれませんね。
全部実行済みだったら、ごめんなさい!m(_ _)m
ところで、人間は正常性バイアス(「自分は大丈夫!」)がかかってしまいがちです。
男性は特に、若いうちは、「俺は大丈夫」と過信してしまう人が多いです。
しかし、40代半ばを過ぎたら、健康には注意をしたほうがいいでしょう。(勿論、40代前でも、「健康に配慮する」ことにこしたことはありません。)
♥ポイント♥
夫を長生きさせるためには、妻がさりげなく、威圧感を感じさせないように「健康管理」をすることが必要です。
そのためには、やはり「一緒にやる」のが一番いいと思います。
全部できなくても、毎日できなくても、心がける ことが大切です。
二人とも健康で長生きをしたいものですね♪
今回もお読みくださり、ありがとうございましたm(_ _)m
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私の旦那さんが心筋梗塞から退院した後、フリーの管理栄養士さんに食事についてアドバイスをもらいました。
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