私は毎月、旦那さんから「食費として4万円」をもらっています。
ただしこれは外食を含めないもので、家で作って食べる食事の分です。
2人で4万円って多いですか? もっと節約できると思いますか?
夫婦2人暮らしの人達の一ヶ月にかかる食費って、どれくらいなのでしょう?
気になったので、そのことについて調べてまとめてみることにしました。
それとあわせて、食費の節約についても考えてみたいと思います。
今回は、子なし夫婦、もしくは、子供がいるけど独立してしまい現在は夫婦2人で暮らしている方に向けて書きました。 勿論、子供がいて、一緒に住んでいる方もお読みいただければ嬉しいです!
夫婦二人の食費の平均はどれくらい?
夫婦二人暮らしの食費は一ヶ月どれくらいなのでしょうか?
結論からいうと、夫婦2人だけの食費を出した公共の正確なデータというのはなさそうなのです。
ただ、世間一般的言われているのは、夫婦2人の食費は、一ヶ月に約4万円です。
この根拠と言われている調査データのいくつかをご紹介したいと思います。
夫婦二人の食費の平均: 総務省統計局による「家計調査」
2019年5月の「総務省統計局」のデータによると、「夫婦2人以上」の世帯の食費は81, 049円 でした。
ただし、これは「2人以上」なので、夫婦二人だけではありません。 また、これには外食代や酒代が含まれています。
ちなみに、2人以上世帯の平均世帯員人数は 2.97人です。
また外食代の平均は2人以上世帯では 14,719円、酒代の平均は 3,250円です。

81,049 – (14,719+3,250 ) = 63,080 円ですね。
ただし、これは「2人以上」なので、一世帯あたり3人かもしれないし、それ以上かもしれないし…

2人以上世帯の平均世帯員人数が2.97人と約3人ですね。2.97で割ってみてはどうでしょう?
63,080円 ➗ 2.97 で、 一人あたりの食費の平均は 21,239円になりますね。

そしたら、2人分として2をかけると = 21,239 ✕ 2 = 42,478円 になるので、
夫婦二人では、一ヶ月約4万円という数字に近くなりますね。
正確な数字ではありませんが、ざっくりというと、夫婦2人世帯の食費(外食・酒代を除く)の平均は4万円に近い数字が出るといっても良さそうです。
夫婦二人の食費の平均: ゼクシィ「新生活準備調査 2016」
こちらは「ゼクシィ」が行った調査によるものです。
この調査は2015年4月〜2016年3月に結婚をした、もしくは結婚予定のあった首都圏、東海、関西の「ゼクシイ読者」と「ゼクシイWEBサイトの会員」を対象に行われ、サンプル数は計427人です。
1ヵ月あたりの食費を尋ねたところ、「3~4万円未満」が33%で最も高く、次いで「4~5万円未満」が21%、「5~6万円未満」が18%で続く。平均は4.1万円となった。
この調査は、「新婚夫婦」限定ですが、ほぼ子供が居ない世帯と想定できるでしょう。
この調査でもやはり、 4万1千円ということになり、先ほどの総務省統計局による「家計調査」データと近い数字が出ていると言えます。
この調査の対象は、首都圏、東海地方、関西地域に住む人達やや偏りはがあります。 また新婚というと20代〜30代位が多いかとは思いますが、40代以降の異なる年代によっても「食費の平均」は異なってくるのかもしれません。
とはいえ、一般的に夫婦2人の食費の平均は約4万円ととらえていいでしょう。
夫婦二人の食費の目安
さて、あなたの世帯では食費が月に4万円以上かかっていますか? それとも、そんなにかかっていませんか?「うちは4万円以上かかっているから、節約しなくちゃ!」と思いましたか?
ちなみに、一般的には「一ヶ月の食費は収入の15%以内が理想的」と言われています。
もし、世帯の収入が一ヶ月30万円ならば、15%にあたる4万5千円までなら食費にあててもOKということになりますね。
しかし、世帯の収入一ヶ月27万円を割るようであれば、食費が4万円を超えてしまうと、この理想から外れてしまうということになります。
夫婦二人の食費は節約すべき?
もし収入の15%以上を超えていたら、食費を絶対、節約すべきなのでしょうか?
「絶対」かどうかは、その夫婦の方針や価値観によって異なってくるのではないかと思います。
例えば、「夫婦で旅行を沢山楽しみたい」というのであれば、食費を節約した方がいいかもしれません。
旅行で食べる食事にお金をかけて、普段は質素にという価値観もありますね。
また「老後のための資金はより多く貯めるために、食費をあまりかけないようにしたい」という考えもあります。
しかし逆に、旅行にも行かないし、 「お取り寄せグルメ」を楽しみたい、といった選択肢もあります。
「平均」はあくまでも目安です。
2人が何にお金をかけるか、かけたいかは夫婦によって異なります。
もし食事よりも比重をかけるものがあれば、食費を節約した方がいいでしょう。そして「食費」は削るのが一番簡単な費用です。
夫婦二人の食費の節約のコツ
とはいえ、「食費の無駄」がないか、ここで見直すのもいい機会かもしれません。
それでは、夫婦2人の食費を節約するにはどうしたらいいか、考えていきましょう♪
「外食をしないようにする」
当り前ですが、「外食」が一番お金がかかりますね。
一人暮らしであれば、自炊するよりも、定食屋に行った方がコスパがいい場合もありますが、2人であれば、やはり家で作って食べたほうが安上がりです。
「食事の献立をたてる」
「何を作るか」を先に考えておくと、野菜や肉・魚はもちろん、調味料も「共通の食材」がなんであるかひと目でわかりますので、買物の時に無駄が避けられるようになります。
なお、私の場合、献立は3〜4日分で考えています。 1週間、2週間と長期で考えた方がいいのかもしれませんが、それだとちょっと長すぎて私にはちょっと負担です。
勿論、できる方は長期で献立を考えてもいいと思います。
★なお、食費節約のために、逆に「献立を決めない方がいい」という説もあります。
それは、その時に一番安い素材、旬のものを買い、それでできるメニューを考えて作る、というものです。
私はこれに反対はしません。それもアリだなと思います。
ただ、この節約方法は、お料理が得意でレパートリーも広く、かなりできる主婦 にオススメかな…と思います。
(フルタイムでお仕事をしている主婦には難しいかもしれません。)
最終的には、どちらがやってて自分がやりやすいか….で決めればいいのではないかと思います。
「作りおきをする」
食材を無駄なく使い切るには、作りおきをしておくのが一番です。
疲れていたり、体調が悪くて料理をしたくない場合、作りおきがあれば外食をしなくてもすみます。
食事の献立をたてる際には、作りおきするものもあわせて考えておくことをおすすめします。
「まとめ買いやセールを上手に利用する」
頻繁にスーパーに行く、ついついと余計なものを買ってしまうことはないでしょうか?
まとめ買いは時間の節約にもなりますし、割引になる場合もあります。
また、なるべく安い時に食材を買うのも節約の1つです。 「セール情報や特売日」の情報はこまめにチェックするのがオススメです!
あらかじめ特売日をチェックして、特売日の食材を見ながら献立を考えていくのも1つの方法ですね!
なお、わたしは現在、野菜や魚はネットから買っています。 2週間に1回の割合でネットでまとめて注文します。 足りないものや買い忘れてしまったようなものは、近くのスーパーに行って買っています。
「お弁当を作る」
これも「食費の節約の定番」ですね!
旦那さんが働いているようであれば旦那さんのお弁当を作るのも、夫婦二人とも働いているのであれば、2人分作るとより節約ができます。
「家庭菜園やベランダ菜園で野菜を育てる」
最近はベランダで「ミニトマト」や「ハーブ類」を育てている家庭をけっこう見かけますね。 小物であればベランダで野菜を育てることは十分可能です。
また、「市町村」や「JA」などで家庭用菜園の募集をしているところもありますので、近くにあるようであれば、利用するのも手です。
夫婦2人であれば、お休みの日に一緒に、汗をかきながら畑を耕すのも楽しいと思いますし、夫婦で協力し合うことは、「夫婦円満」のためのポイントになります。
子供がいる夫婦でも、子どもたちに野菜づくりの貴重な体験をさせてあげることもできます。
「飲み物を手作りにする」
意外と「飲み物」の費用を見落としがちですが、ペットボトルのお茶を毎回コンビニなどで買うより、家でお茶を煎れて、それをボトルに入れてカバンの中に入れておいて外出すると、これも節約になります。
お茶だけではなく、コーヒーや紅茶をいれてもいいですね。 喫茶店で飲むコーヒー代も、一ヶ月にするとバカになりません。 (カフェで500円のコーヒーを週に2回飲むと、一ヶ月に4千円。 映画も見れますね。書籍も2冊位は買えそうです。)
水筒や保温性のある持ち運びができるボトルであれば、飲み物が冷めたり、ぬるくなったりしないので非常に便利です。
前畑 真空断熱二重構造ボトル ブラウン&シルバー ペアサーモボトル
「家計簿をつける」
私は一番の「節約」がこれではないかと思います。
なぜなら、家計簿をつけるとは「記録をとる」ことだからです。
これは食費の節約のみならず、家計全体の支出を見てムダをなくすためにはかなり効果的です。
ダイエットで「レコーディング・ダイエット」というのがあるのはご存知でしょうか。
あれは、ひたすら食べたものを記録していくダイエット法です。 そして一日のカロリーと照らし合わせながら見直すと、何がカロリーが高かったのか、何を食べるべきではなかったのか分かります。
家計簿も同様に、記録をとることで、「何がムダだったのか」「どの食材を買うべきではなかったのか」が分かります。
家計簿といっても、今はアプリで管理している人も多いのではないでしょうか。
実はオススメの家計簿アプリがあるのですが、その話はまた次の機会にしたいと思います。
まとめ
「夫婦二人の食費」の平均が約4万円ということで、わが家の食費も平均だということが分かりました。
実は食費の節約について調べている途中で、「食材のこだわりをやめる」といったことを秘訣として書かれているものがありました。
こだわり、というのは、たとえば「有機野菜」などのような高いものをやめるということです。
正直私はこれには賛同できなかったので、今回の記事では「節約のコツ」には入れていません。
しかし、人によって価値観が異なりますので、「食材のこだわりがない」のであれば、取り入れてもいいかもしれません。
とはいえ、逆に年齢が高くなれば、今度はコルステロール値だったり、中性脂肪の値も気にしなくてはなりません。
減塩のお塩を使ったりするなど、「こだわりの食材」を使う必要が出てきます。
こだわりすぎて生活費をひっ迫させるのは問題ですが、「食」は「体」を作るものなので、「食費を切り詰めて」病気になって病院に通って通院費がかさむよりは、体に良いものをとって健康な体でいる方がよっぽど「節約」になると思います。
若い頃ならともかく、40代半ばを過ぎたら、ジャンクフードをなるべく避け、インスタント食品より手をかけて作ったものを食べた方がいいと、私は思います。
みなさんはどう思われましたでしょうか。
面白い!と思ったらこちらをポチっと押して下さいませ♡
